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プロローグ。
私の人生って一体。
この広い宇宙で小さくなった私。
目に見えないほどに小さく小さく
時間がたてば跡形もなく消え灰になり、惑星の一部になるだろう。
さよなら人間。
さよなら人生。
さよなら私。
思えばあの広告は
私がこうなると最初から知っていたのかもしれない。
いや、いまになってはもぉそんなこと関係ない。
私はただただ消えていくだけなんだから。
私の声は誰にも届きはしない。
軽い体、足りない空間。
どうすることもできないからどうもしない。
睡魔とともに
私は消えた。