書庫の記録
時はリープ達がアスカの塔へ向かった少し後にまで遡り
オルキスとルギアが会話している。
(オルキス)
『リープ達がアンタ等の仲間を探しに行ったが』
『今の内にアンタ等の事をもっと詳しく教えてくれないか?』
オルキスは、自身が過去に勇騎の書庫で読んだ歴史書の話をしだした。
(オルキス)
『ウチが書庫で読んだ歴史書にはウチ等が居た外界と』
『眉唾程度の伝説だった内界と今居る境界に付いても書かれていた』
オルキス達が来た外界は別名五年後の世界と呼ばれ、
ルギア達が来たと言う内界は別名五年前の世界と呼ばれ、
その狭間に位置する境界は別名約束の花畑と呼ばれていた。
ここでその話を聞いていたガオウは有ることに気付いたようで割って入る。
(ガオウ)
『おい?確かお前等の連れのブライティスとか言う電波ちゃんの目的って』
綺麗な花畑へ行くことだと言っていた、
(オルキス)
『それだけじゃ無い……』
『ウチ等が鏡界へ飛ばされた原因も』
『そもそもブライティスの亜空方程式に依って飛ばされて来たからだ』
亜空方程式は、本来ベルスターが
故郷であるベルスター彗星へと帰省するための術式だった。
今は外界でも内界でも倒したモンスター達のマナの輝石を鏡界へ送る為に
運用されている他、オルコット達のように元々外界や内界で暮らしていて
様々な理由から亜空方程式を使って鏡界へ送られてきた者達が
今の鏡界で暮らしている。
(イヴ)
『でもどうしてその話を今までリープ達にし無かったの?』
同じく会話に参加していたイヴがオルキスに尋ね、
それにオルキスが答える。
(オルキス)
『あのな……ウチ等だって突然おとぎ話だと思われてた鏡界へ飛ばされて』
『今現在訳の分からない状況が続いてるのにこんな話をして』
『リープの頭がパンクするのが目に見えてるだろ?』
特に今はリュウカ達の仲間を捜さないといけない状況で
不安要素の強いブライティスの話を切り出せば混乱と動揺が広がり
仲間探し処では無くなる。
一同はブライティスに花畑の事を訪ねる事にした。




