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ぱーとなー。






「…え、いや断る」


「んぁっ!?」


こ、断られた…。


「俺とパートナーになっても何もいいことないだろ…」


「めちゃくちゃ相性良かったんです!!」


叫ぶと、ちょっと恥ずかしそうに目を逸らされた。


「ヤったみたいに言うなよ。…お前ならもっと選べるだろうに」


俺なんかじゃなくていいだろ。眉を顰めて光島さんが言う。


「ってめ」


考えるより先にまた体が動いた。再び叩かれた俺の手に、やわらかいほっぺの感触が残る。


「人の頬をつかむの止めろや」


「ごめんなさい…」


やらかしちゃった。しょげると、光島さんがなんとも言えない表情になる。


「まあ、別にいいんだけどさ…。お前がしょげてると調子狂うな」


むにむにされた。すべすべした指が俺のほっぺをくすぐる。


「はい、これでトントンだな」


やれやれ、と光島さんがため息を吐く。じっと見つめていると、ちょっと笑われた。


「…期待しても無駄だぞ?俺はPlayが苦手だから、パートナーとかなっても意味ないって」


「えっ」


もしかして、俺とのPlayもダメだったのだろうか。


「あ、別にお前とが嫌だったわけじゃない。…ただ、その…。痛いのとかは少し苦手で、な」


 …全部が苦手なわけではない…ってこと、かな?


「んと、苦手なPlayが幾つかあるってことですか?」


「ああ、そういうことだ。拘束プレイとかは本当にダメで…。お仕置きも、痕が残ったりするのは怖いんだ。ほら、Subとしても男としても、碌に奉仕なんてできないだろ?」


はっ、と光島さんが自嘲した。


 確かに、Domは重い支配欲を持っている人の方が大勢いる。そしてSubには、その重さに応えるほどの強い被支配欲を持つことを求められることが多い。


 だから確かに、支配欲求がとことん強い人とのPlayは向かないんだろうけれど。


「じゃあ、甘やかしプレイは苦手ですか?」


「へ…?」


意外だったのか、ぱちぱちと光島さんが瞬きをした。


「甘やかし…?…経験がないからわからん」


「俺がやったみたいなやつってことです」


ああ、と納得したように頷く。


「あれは別に…。普通に気持ちよかった」


…やった!


「実は俺、ああいうのが好きで…。でも激しさってないじゃないですか。だからなんかイメージと違うって振られちゃうんですけど」


 俺は少数派の、甘やかしタイプのDomである。別に激しいやつも嫌いではないんだけど、痛くするのは俺もイヤ。


「だから、相性が最高なんですっ!」


ぐいっと前のめりになって手を掴む。おう、と戸惑ったような返事が返ってきた。


「期待に応えられない場合もあるけど、いいのか?」


「お願いします!」


ほぼ押し切るような形になった気もするが、了承をなんとか得た。


「じゃあ、これからよろしく頼む…?」


おず、と右手が差し出される。やったあ!!


 嬉しくて上下にめちゃくちゃ振り回したら、頭を軽く叩かれました。







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