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第一章〜記憶

第一章、書かせていただきました。引き続き 投稿 いたします。よろしくお願い申し上げます。

「そうか。そうだったな。で、聞くまでもないが、未来の俺に何の用だ?」

俺は眼を(つむ)った。淹れたてのコーヒーの香りを()いで味わいたかったからだ。

「何の為に?何故、オレがわざわざ未来のお前に()いに来たか、わかりそうなものだ」

過去の俺は、はじめからつっけんどんな態度で(かん)さわった。

俺はイラつきながろこたえた。

「まあ、それは決まっているか。おおかた、冷やかしに来たか、(なぐさ)めに来たか、未来の先輩に向かってなにこれをどうした方がいいとこ忠告のつもりを言いに来たとか、はだた」

「はたまた?」

「そんなことほあり得ないとは思うが、過去にとんだ失態をしでかしてスミマセン、と謝りに来たとか?」

が。過去の俺は笑いすらしなかった。真剣な顔で言う。

「いや。そのいずれでとないな。残念」

俺はきいて戸惑(とまど)った。

はて、そうだったかしら?なんか、記憶が曖昧な(あいまい)じがする。さて、この俺か過去の俺が体験した記憶を共有してるハズなのだ。俺が過去のオレだった時、未来の俺に何と告げただろうか?

過去の俺が!ぽつりと言った。

「それ以前に頼みがあるんど。オレの分のヴァテマラを淹れてくれまいか。ああ、未来のオレもこのコーヒーを好むのだな。頼むよ。熱いヤツを。未来も夏も、いやになる程暑いようだけどな。お前もそえ思ってるだろうが、暑い時には熱いものを、だ」

お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。引き続き、第二章、書きます。乞うご期待!

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