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愛と死  作者: 大宮聖
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突然のこと

頭が 痺れて 力が入らない

顔の作り方もわからない

指先が 背筋が 肩が震える 苦しい 痛いほど受け入れられない

あなたがいなくなったこと

ぼくもつらいけど いちばん心配なのは あなたを大きく愛していた人

あなたの紡ぐ音が好きだったから

ぼくが生まれるずっと前から ずっと大好きだったから

そんなあの人に ぼくは何も言葉をかけられない

寂しさ抱えて 途方に暮れる

ねえ 今日は ボクの 誕生日

それなのに どうして

あなたはいなくなるの


ステージでの体調不良

大丈夫だと信じてた

復活できると信じてた

また わたしたちに声を聞かせてくれると信じてた

あなたが生きてくれると信じてた

願いは壊れた


もう あなたの声が聞けない

ぼくが生きていかなければいけないこの世界に あなたはいない


悲しみにぼくたちは飲み込まれる

あなたは最期に何を見てたの

どういう気持ちでステージからわたしたちを見てたの

あなたは愛されてた

みんなみんな あなたのことが好きでした

だから どうか悔やまないで

あなたに愛が届きますように

あなたが安らかでありますように

わたしも あなたのことを忘れません


綺麗な花が好き 花の綺麗さを歌うあなたが好き

あなたは花に囲まれていますように

あなたが今いるその場所に 咲き乱れる花の香りを思って

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