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その日の夜、休憩所と言う森全体から見ると森の外れに近い場所に有る、
川の下流の横にある草地を開墾した跡に雑草が生えた場所で、
人間の成人男性の両手なら2本は手の中に入る太さの木が多数切られ、
販売用だったのだろうか長期間乾燥した木が俺が買って来た、
マンホール30個分の農具の中に有った日本製ノコギリ30本と、
インドで買った大きい物で2人で使う中古を含め20本を早速使って獣人達が、
エルフの的確な指示で切り、四角く組まれその木組みがコンテナ3個分、
取り合え図用意され、俺のもって来たコンテナをエリー師匠が、
マジックバックから出すと、木の角棒で獣人が移動して、四角の木組みに、
火がくべられて次々と中に置かれた薪に着火され、
そこから外に向かい燃え始めて、コンテナ3台が炎に巻かれるように、
風魔法を操るエルフ達の魔法によって轟炎に包まれていく、当然だが、
ドアは空いた状態で中も空なコンテナの中もドアから中へ開いてる部分から、
火が入り燃やされる、当然ながら、それも全てエリー師匠の鑑定魔法で、
逐一確認されて、
「この金属の大箱はもう安全だよ次にしな」と指示が出ては、
角棒に加工された木の先に付けた、金属の小さい鎌らしい物で、
下で崩れて行く燃える木組みから引き剥がされ、川まで獣人によって、
引かれて運ばれると、俺が持って来た金属バケツ(タイ製)で、水を掛けて、
中の害虫のアリとか昆虫が死んでいるか次々他の鑑定が使えるエルフによって、
確認され、次々に腐食したコンテナの入れ替えが行われ、
更に焼かれて消毒される。
それが交代で、この日は6コンテナ焼かれた、それらコンテナは獣人達が掘った、
貯蔵庫予定地の奥の場所に俺が日本でネットを使い調べて印刷して持って来た、
米軍の戦時に敵地で弾薬庫を作る方法とか凄く古い資料が米国のサイトで、
無料公開されていて全部英語だが絵が付いて居るのですぐ分かる物を、
印刷して持って来た物を渡して居たらエルフの指示の元焼かれて消毒された、
コンテナは埋め込まれ半地下の即製倉庫に為っていく、
そしてその中に俺の出した塩、食器に寝具と今日出した内すぐには使わない、
塩と小麦と牛糞の肥料等が入れられて行き、保管された、
そして夜、
コンテナを焼いた空き地では未だくすぶっている火を使い肉を次々塩や、
俺が買って来たフェンス用のホームセンターで買った鉄の格子フェンスを横にして、
追加した木が燃える火の上に角4カ所に石を置き、仮設の巨大な焼き肉場と、
化した場所で俺が持って来た冷凍鶏肉が次々水で粗洗いされて解凍と洗浄を、
一緒に為てその後調味料を塗り付けて焼かれていく、それは当然鼻の良い獣人達、
それに暫くは食事もまともに食べて居ないエルフ達も居るので、
盛大に焼かれて行く、俺は其処に当然の如く、日本の酒屋で買った、
ビール樽を2缶投入したら大騒ぎで、それはエルフも獣人も同じらしく、
「なあ人間の、酒はもう無いのか?」と今まで遠目で見て居た人嫌いのエルフ達も
やって来る魅力が有るらしく、「それが今は食事が出来れば良い段階だろうと、
まだ買って来て居ません、でも麦が有るのですから育てれば、
コレはビールという、麦から作る薄い酒ですから、いずれは作れるでしょう?」
というと「う~むやはり地下で育てるしか無いか、アレは邪法だしな~」とか言う、
不思議なエルフや、そんな事気にしない獣人達は別に育てる方法では無く、
奪う方に関心が有るらしく、「やはり隣の奪われた我らの町を取り返して、
其処を開墾すれば元の畑でこの酒に似た、あの懐かしの不味い酒が作れるだろう」
とか言ってて、男達は酒拡大方法に関心をもの凄く持って居るようだった、
その横で俺は肉を摘まみながら、杖を片手に置いたアレッタ姫の横で、
師匠エリーを筆頭に女性達が、化粧品の話で大盛り上がりだ、
「なあケイスケ、この化粧品はどの位手に入る?」と聞いて来る物を見れば、
それは化粧品では無く下地つまり保湿液とか美容液のレベルで、
出した化粧品の中でもメイク関連は師匠ら元王族で、
現村長一家の中で止まっているらしく、それらだけが話題で聞かれた、
「ええ、それらは私の世界でも高い価格帯の商品ですね、以外と高いので、
買って来たのも少量です、そう言う保湿成分でしたら、この世界の物を使えば、
以外と良いのが有るのでは?ほらエルフって言うと、
森の草木には詳しいのでしょう?こっちの良い素材で作った方が良いのでは?」
と言うと「何を言っているの?ここまでもっちりするぷるぷる肌と、
不思議な光沢感とを同時にここまで塗るだけとかこの世界には有るには有るけど、
秘境でしか手に入らないと聞くし無理よ、それをそっちの人の世界では普通に、
人間が作るのでしょう?普通に有り得ないわよ?」と言われ俺は聞いて見た、
それですが、この世界にはアロエとか、その手の水を蓄える植物は無いのですか?
あ!あ~確かに此所は温暖で肥沃な地域ですが、普通に暖かい程度ですものね~、
そう言った植物は熱帯地域や土の少ない砂ばかりで水も無い地域とかで、
育つ植物です物ねえ~まあ向こうで小さな観賞用が売って居るので、
買って来られますが、大きく為たり沢山増やしたりは無理でしょう?
出来ても更に加工したり大変ですからね~今はやっと塩と衣服を買って来た所、
これから麦やら牛を育てて牛の乳から色々作れますから、
それで今は基本的な生活をする段階では?まあもう一度買いに行けと言うなら、
今度は武器は手に入って買いませんから、美容品や、
植物の買い付け程度でしたら買えますから買って来ますが、
しかしこの森の中では少し狭いのでは?」と言うと師匠が言う、
「まあそれには当てが有ってね、今も昔も使って来てない、不毛の大地って言える、
土地が有るには有るんだ、石ばかりでね、昔ドラゴンが石山を吹き飛ばした、
元山だった場所がこの森の隣に有る、周囲には岩ばかりで獣も居ないし、
竜種も居ないから好きに使えると言えば使えるよ、アンタが持って来た、
コンテナって、鉄の箱は在る意味良いね、繋いでしまえば邪魔が入らない、
鉄の箱で出来た保管場所が幾らでも作れる、そこにコンテナを並べて、
倉庫にすれば良い私らは作っては岩野に置いたコンテナに物を出し入れ、
為れば良いし、最悪車輪を付ければ持って逃げられるんじゃ無いかい?」
と師匠はいきなり空き地とか岩場が有ると言うだけでは無く、
集積所とか輸送と言う概念まで考え出したらしい、
俺がコンテナを見せてたったの半日でだ、さすがエルフの国の元女王、
凄い発想力だと俺は思い答える。
「ええ俺の世界ではそう言った荷物を置いておく場所を集積所と言い、
商人がそう言った物を使います、馬車似にた俺の世界の乗り物で、
コンテナの下に、鉄の車輪を付けて運ぶ輸送が普通で、それを長くして、
大量に繋ぎ町から町まで鉄の道で繋ぎ運ぶ物も有りますよ、凄いですよ師匠、
その存在は未だ教えて居ないのにこっちには馬車の荷台の箱毎移して、
運ぶという概念は未だ無いでしょうに」と言えば、「ふん!その程度は、分かるわ、
あのコンテナの全ての角には穴が付いて居る、しかもかなり頑丈にだ、
それに棒を突っ込んで獣人族達が運んで居るのを見れば目的が分かったわ、
あの角の穴に鉄の棒を付けて持ち上げ馬車に乗せれば、
即運べるし下ろして地面への固定も楽だ、馬車では無く箱毎に車輪を付けて、
箱を運ぶとか、私らが見た事も無い程大量に物を、運ぶことを前提にしないと、
普通は出ない考えだろう?アレは何にでも使えるね家から荷運び、
全てがアレで住む、最初に考えた奴は天才だろうね、それこそ賢者クラスだろう?」
とか言ってるが正直俺は必要に迫られて作ったって聞くがな~とか思う、
元は鉄道の貨車が進化したと思うから、いきなり考え出した訳では、
無いんだろうけど、と思って居るが言わない、夜の良い食事会が盛り下がるし、
「それと助かったと感謝するよ、これで取り合えず今年は塩や肉で困らないし、
獣人達の生活場所にも取り合えず困らないしね、今年は普通に出来そうだ、
だけど来年からが困るね、まず生き残れるって事は良い事だが逆に考えると、
食い扶持がそのままって事だアンタが持って来て生き延びられるが、
だからってこっちで作れる畑の量は土地が少ないから多くない、岩場が西だから、
東の元獣人の町で今は人に奪われた土地を取り返すしか、此所の獣人が、
生き延びられる所は無いからね~」と言うので少し考えて聞いた、
「師匠それですが北と南はどうなって居るんですか?確か北側は人が居るとか、
聞いた気がするかも知れませんが」と忘れたのでもう一度聞くと、
「は~確かにあの時はアンタが混乱して居た、一番最初に、
少し言っただけだったね、このアルトワ大陸」で私らが今いる場所は、
この世界でも真ん中から見れば南側の西の端っこだよ、もっと南下すれば、
海に行けるが、南から西側一帯は山に囲まれた逃げ場のない地域だよ、
一人一人が物を担いで行けば山道を行けば出られるが、唯一出られる方角の、
東側は人間の住む王国が領土拡大で森を潰して来てるからね、
ここの獣人達はその王国から襲われて町を放棄して来た奴らでね、
南側は険しい山だが抜けられれば、小さいが獣人の国が有るから、
来年は此所の奴らは其処へ逃げるしか生き延びられる道が無いのさ、
だが、その南の山は魔獣の闊歩する、いわゆる管理者の居ない未到達地扱いの、
険しい山々が有てふつうに女子供は超えられないからねぇ、あの鉄の箱や、
アンタの鉄の地面に入って入れは男だけなら抜けられるだろうけど、
アンタの魔法も多分一度消えると時間が止まるのなら良いけど、
下手をすると中の生き物がそのままなら息が出来ずに死ぬからね、
昔何処かの人間の国でそういう実験をやって人がマジックバックに入ると1分で、
息が出来ずに死ぬという結果が出てる、だから無理なのさ、
けど鉄の箱は頑丈だし出られるかもしれないね、
東側は[ツェーゲローデ帝国]は人の中でも貴族が、
神である皇帝を支えると自称する市民を奴隷並みに叩く、人の帝国が、
小さなこことの間に有る王国を叩いて、獣人の町を叩いて制圧させたんだ、
人より劣るから町に住むとかは良く無いのでそれを普通に交流為ている、
王国と言う仲の良い国にわざわざ叩かせて、
自分達が悪いから恨まれてると恐れさせて交流させない積りさ、
帝国は酷いやり口だよ、だから見つからないようにできる限り北に、
逃げたいと言ってる。けど北に行くなら回り込んで逃げなきゃ行けないし、
大変だよ」「という訳でな、我ら獣人は帝国に捕まること無く北に逃げたいのだ」
と言われた、聞けば帝国は完全な皇帝政治で貴族が、
獣人は奴隷か殺す対象だと言われているらしく、子供時代から、
獣人は悪魔の使いと習うのだとか碌でもない国だ。
そして上の西側は[エッジシュタイン公国]と言い、
こっちは比較的人と為ては穏健派だが、教会がある所為で、
こちらも獣人は差別対象であり、物の売り買いは隠れてする闇取引だが有った、
「そこで非協力的だが、我慢して裏取引で塩を手に入れて居たが、
それも今年で限界を超えた訳だ、唯一中級国のドマーニ王国が、魔獣の革を、
買い取ってくれて居たが、遂には帝国の圧力で、ここに居る獣人の町は、
見せしめで攻撃されて落とされた、彼らが攻めて来ないのはこれから冬なのと、
戦争為る人も居ない田舎国だからさ、大半の公国も小国も、
帝国の圧力で今は動いて居るね、うちはエルフの国だったが、500年前に、
火攻めで公国だった所と帝国の有る横一帯に国が有ったんだが、
帝国と手を組んだ、公国に襲われてね、逃げたら其処をドマーニ王国が出て来て、
真ん中をかすめ取ってね半分は獣人の町が有って其処を残すのを理由に、
明け渡したんだけど、今回はそれまで反故に為たって訳さ」と師匠が言う、
「そうですか~、それなら弾が増やせる魔法とか有れば今買って来て有る、
防衛用の武器で反撃出来るかも知れませんが、無理ですね」と俺は何の気なしに、
そんな都合の良い魔法なんて無いだろうと言うと、
「有るよ、その魔法はこの世界には幻だとか言われるが魔法は有る、タダね~」
と師匠が言い「ええ流石に難しいでしょう?」と言うので「何が難しいのですか?」
と単純に聞けば、「そりゃ使い手が認識してそれの材料が大半有って出来る、
加工魔法みたいな物でね、細かい宝石が有ったとすればそれを魔法で、
くっ付けて一つに為て巨大な拳大の宝石を作るとか言う事は出来るのだけど、
見もしないで材料だけ渡されても作れないって訳よ」と言う、
それって所謂錬金術に近い魔法だなと思ったら、
「何しろこの世界で唯一使えたのが、過去のドワーフの初代王が使えてねだけど、
ドワーフはそんなのは邪道だって初代が自分で作れって、
魔法の発現条件を教えないで、死んじゃってね、それが原因で、
怒った人間に襲われてドワーフの国はもう無くなって今は隣の、
ドマーニ王国の一部で鉱山を掘る事を条件に組み込まれて働いて生活為ているわ、
けど、そのドワーフの国の魔法を聞いて唯一考えて増やす魔法を、
思いついて作れる様に成ったのが何しろ、うちの孫であるアレッタだからね、
出来ると為れば何度でも作れるのだそうだけど目が悪くて半分想像で作るから、
形が変だったり色が変だったりで使えないのさ、
目が見えてもかなり訓練が居るね」と師匠が言い、アレッタ姫はうつむいて、
悲しそうに黄昏れている、「それですが、メガネという視力回復器を付ければ、
目がしっかり見える見たいですね、ただコレって素人では出来なくて、
普通は専門家がレンズというガラスを何度も違う物と交換したりしながら、
1つずつ作る物なので、調整器具を秘密で買って持ち帰り、此所で数値を出して、
元の世界で発注為てまた買ってと2度往復してやっとでしょうか?」、
というと大騒ぎだった獣人含めエルフが特に一斉に驚いて、静まり帰った、
「え?2回往復して調べる機械を買って来て調べて、それを元に向こうで買えば、
見える様に為るのかい?」と師匠が言うので詳しく言う、
「ええ、まあ、ですがそれも年を取る毎により見えなくなるので交換が要りますので、
大体数年に1回買い換えが居るとか俺の父も目が悪くて買い換えが居るけど、
金が無いからと見えにくいと文句を言っていました、大体買うにも、
金貨2枚程度でしょうか?」と言うとまた騒いで居た皆が止まった、
「へえ~金貨2枚程度で買えてしまうのか凄く安いね~」と師匠も、
驚いているので俺は訂正する、
「それですが俺の月の給与つまり1月30日程度働いて稼げるのが、
金貨16枚程度ですよ?日本では金貨1枚で1万5千として12日食える額です」
と言うと、皆が額が高いのか安いのかで、エルフは悩み始めたが、
獣人達は特に気にせず久し振りの肉を食べ続け子供達も頑張って食べて居る、
様だった、そして師匠は「まあ、何とか為るだろう、これ以上死人が出なければ、
良いだけさ」と言っていたのが印象に残った、
そして夜、流石に日が陰ってまでここで火を焚くと、遠くは隣国まで煙が見える、
だろうと言う事に為り、ほんの少しだけ火を風魔法で抑えてほぼ消した状態で、
監視要員が残って終了と為った、そして大半の獣人が寝床にした場所に戻り、
残った数人が必死で俺が買って来た、日本で購入した分のレンガやコンクリで、
パン焼き窯を組み上げて居る、朝になれば焼けるだろうと言うが、繋ぎの土が、
乾くのかは不明だと思って居ればやって来た警戒兵らしい武装した、
木の鎧を着たエルフがこれまた木のヤリを持ってやって来て、
「どれ、次いでだ乾かしてあげよう」と言って風魔法を使いあっさり乾かした、
それを見た俺は「あの~これって一応耐火コンクリなのですが、どうやれば、
ここまで早く乾かせるんですか?」と質問するが、
「ん~風の精霊が良い感じに一番乾く様に為てくれるんで個人的には、
よく分からないよ、早く乾くと良いなと思って居るだけさ」
と言われて精霊さんが頑張るらしい、
「え~と精霊っと話せるんでしょうか?前から不思議で」と言うが、
「それは感じるのさ」と言って帰って言ってしまった、
「そうか感じるのか、ってわからねえ」とつぶやくも分からず兎に角、
窯は完成為たので明日の朝からこれでパンが焼けるな、と期待するのだった。




