表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

自分史のきっかけ

 生涯事項として自分史を記しておこうと思いつつ、今日の明日のと延び延びになっていたところ、孫のhisaからこの手帳を授かり、やうやく時機到来とばかりに入院を機会にその気になった訳である。


 さて、何から取上げてよいやら、一口に言って自分史と言い乍ら、すでに年齢87歳数か月を経過し、家系から言えば篠山出身の勝之助爺さんから、養子である喜一郎、そして今在る自分、茂である。


 爺さんの女系家族であった家系は概して温厚で男尊女卑の一族であったように思はれる。故にここに記し止めておくのは、主として親父と自分の過去を重点に書き止め、同時に約10年に及ぶ軍隊(捕虜期を含む)生活状況を知っていただきたいと思ってペンを取った次第である。


 記憶を遡ることは可成り明晰な記憶力と当時の状況把握に徹していなくてはならないし、その自信も誠に心許ない。然し、意を決して書き止めて置こうと心に決めた以上は、今更翻すことはことはできない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ