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その20 《テーマ・漫画》 『じけんじゃけん!』についてうすく語ってみる



 じけんじゃけん! が好きです。



 これはヤバい。


 かなりヤバいです。


 とにかくおかしなマンガです。


 ミステリー研究会の面々の日常を描いた作品なのですが、この作者さんもミステリー造詣が深い。

 自分はミステリーというものにほとんど縁がないのに、このお話を読んでいるとなんとなく興味がわいてきます。

 ガッツリではないのですが、引用された作品のことを知りたくなってくるのです。


 主人公はミステリー研究会の部長である美形才女の百合子先輩なのですが、この誰もがうらやむ羨望の的、絶大な尊敬と憧れのまなざしが集中する完璧超人が実はかなりのぽんこつで、読む者にシリアスな笑いと、ほほえましく健康的な微エロを提供してくれます。

 頭が良すぎるゆえに陥りがちな、深読みの末に自滅してしまう間抜けなパターンが、素敵過ぎます。

 百合子先輩が、はっ! と何かをひらめいた時は、だいたい的はずれです。


 この作品はもう一人の主人公ともいうべき戸入君という後輩がいて、彼が憧れの先輩の理不尽かつフリーダムな行為に振り回されることで、毎回の物語の発端となるパターンが多いです。

 空気の読める彼が先輩のやらかしのフォローをすることによって、物語が成立していきます。


 狂言回しのような役も兼ねていて、彼を中心に他の物語が進んでいくことも多いです。


 戸入君は百合子先輩にとってオアシスのような存在であり、周囲から愛されていることに気づいていない先輩の、閉ざされた心を開放するためのキーアイテム的な立ち位置でもあります。

 にもかかわらず、彼は憧れの先輩からはエロいと思われていて、うらやましくも気の毒な役回りでもあったりします。


 それでいてなお先輩を崇拝し続ける、戸入君の男らしさには感動すら覚えます。

 百合子先輩がそうだと言えば、自分の信念すらなんのてらいもなく一瞬で捨て去ります。

 それを他人に咎められても、だってそうなっちゃったんだもん、と平気で開き直ります。


 ぶっちゃけ、頭のいい人達がバカバカしいことを大真面目にやっている感じです。

 自分的には絵的な魅力と、ちょっとしたハレンチが目的なのですが(む~ん)、話の持っていきかたが巧みで、読後には内容的な満足感がかなり得られます。


 魅力的なキャラだらけですが、自分的にはロケットおっぱいガールの茉莉花ちゃんと、ゲスかわいいアイリスがツボです。


 えっちになるにつれ硬くなるものなあーんだ?


 には、人前にもかかわらず大笑いしてしまいました。


 軽い気持ちで読むと、とんでもないことになります。

 好みが別れるとすれば、絵柄を受け入れられるかどうかでしょうか。



 ということで。


 ではまた。



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