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プロローグ

 クリスマスに因んだ作品を何時もの如く発作的に思い付いたため、何とか時間を捻出して執筆しました。

 投稿先を『なろう』にするか『ノクターン』にするかふらふらと悩みながら執筆したため、R15ぎりぎりの叙述が有るような無いような……。

 結局、嬉し恥ずかしの初夜シーンなどの18禁シーンを叙述すると、この倍は書く必要があるため、投稿先は『なろう』に落ち着いた次第です。orz

 なお、R15を超えている部分があるというご指摘があれば、修正させて頂きます。

 

 本作はご都合主義のハッピーエンドものですので、安心してご覧ください。


 プロローグ、本編五話及びエピローグ(12月29日完結)までを予約投稿済みで、毎夜0時の公開です。


 この世界には、サンタクロースが実在すると云われている。

 サンタクロースの正体は、高位次元に住む知的生命体であるのだという。

 つまりサンタクロースとは、神とか精霊とかに比肩されうるべき高位の聖なる存在であったわけだ。

 しかしながら、如何(いか)なサンタクロースであったとしても、人口の増加に伴いクリスマスイブのプレゼント配りが多忙を極め、配達能力を超える非常事態となったのであった。

 配達日に関しては、宗派による解釈の違いや使用する(こよみ)など、様々な理由をつけて分散させたが焼け石に水だった。

 勿論(もちろん)、配達対象は、未成年の『良い子』に限定されていた訳なのだが……。

 サンタクロースは試行錯誤した結果、同じ高位次元に住む(うるわ)しい女性たちにクリスマスプレゼント配りのバイトを頼むことにした。


 それが【お嬢サンタ】と呼ばれる存在だ。


 試行錯誤の過程では、渋すぎる禿頭(とくとう)野郎や筋骨隆々の暑苦しい(おとこ)たちも試用してみたが、子供たちに精神的外傷(トラウマ)を与えたことから、正式採用は見送られた。

 因みに眉目秀麗な二枚目(ハンサム)野郎は、人気を奪われる可能性を考慮してバイト対象から除外するという狡猾(こうかつ)さもサンタクロースにはあったらしい。

 結局、子供たちも妖艶(ようえん)なお姉さんや、清楚な雰囲気のお嬢様が大好きだということが判明したため、華やかで(うるわ)しい【お嬢サンタ】の出番となったわけである。

 しかもお色気たっぷりなコスチュームに身を包ませて配達させるというサービス精神が旺盛なものであった。

 具体的には、【お嬢サンタ】のコスチュームもサンタクロースに(なら)って赤色を基調としているが、胸元はチューブトップで肩と上乳側の膨らみや谷間の端部が完全に露出しているし、(すそ)もミニスカ並みに短く生脚が(のぞ)く絶対領域が美しい。

 なお、【お嬢サンタ】のネーミングに関して、【お姉サンタ】、【奥サンタ】、【姐サンタ】なども俎上(そじょう)に載ったが、彼女たちの強い要望で決まったものであるという。

 その理由としては、女性は幾つになってもお嬢様と呼ばれたいかららしい。


 ところで高位次元では、男女の出生比率が極端で、女性たちが溢れているという。


 しかしながら、低位次元の住人である人類の男性を彼氏とすることは、余程の正当な理由がないと禁忌(タブー)として認められなかった。

 ところが【お嬢サンタ】が配達先の相手に見初(みそ)められた場合、お目溢(めこぼ)しされるという慣例が何時(いつ)の間にか出来上がっていたのだ。

 その裏技を知った女性たちは、サンタクロースのバイト募集に殺到し、その結果として見目麗(みめうるわ)しいハイレベルな美少女たちが【お嬢サンタ】を務めることとなったのであった。

 つまり彼女たち【お嬢サンタ】としても、自身の存在を低位次元の人類へと堕としてでも将来有望な婿(むこ)を探したいという、切実な想いというか下心があるようなのだが……。


 女の子にモテない主人公と、囚われの【お嬢サンタ】の思惑が、いま交錯(こうさく)する。


お読み下さり、ありがとうございます。


第一話 捕獲の魔導書グリモワール

は、12月24日0時に予約投稿済みです。

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