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困らないが、困る-3

んで、次に『謎のインタビュー事件』か。


いやこれホントに意味分からん。マジで意味が分かんないんだけど……時間が経った今なら少しは分かるのかもしれん。もう一回思い出してみるか。


<><><>


「ヒーローインタビューがやりたい!」


「は?」


ある日の朝、祥子は突然そんなことを言いだした。


「だってヒーローってさ、その試合で一番活躍した人が選ばれるわけじゃん?つまり主役じゃん?」


「うん」


「ってことは、そのインタビュアーは、主役を引き立てる質問をするのが仕事なわけでしょ?」


「うん」


「つまりそれって、夫を引き立てる良妻になるためのトレーニングとして最適ではないかい?」


「??????」


うーん、ちょっと話がぶっ飛びすぎててよく分からん。


ちょっとクラス中を見渡してみれば、


『E!?あいつら結婚すんの!?』とか、『ほう……結婚からのNTRフラグですか……』とか、『夫、妻、トレーニング……あっ(察し)』とか様々な反応が聞こえてきたので、とりあえずこの話はここでするべきじゃなかったということだけは分かる。あと最後の切り取り方は悪意がありすぎるだろ。


「よし、じゃあ私がインタビュアーやるから義明はそれに答えてください」


祥子がマイクを手に持ったフリをしながらこちらに歩み寄ってきた。当然のように俺に拒否権はないらしい。


「えー、こほん。


それでは、『私が選ぶ結婚したい男ランキング』において見事優勝されました、潮義明さんにお話を伺いたいと思います!


まずは率直に今の気持ち、聞かせてください!」


あまりに滑らかに行われていく司会進行の前に、思わずツッコミを忘れてしまう。


「……あっ!」


ぼけーっとその様子を見ていたところで、ようやく自分がツッコミを入れるべきだったことに気づくが、もう遅い。今ツッコミを入れたところでそれはただの指摘だ。何も面白くない。


しょうがない、俺も渋々ではあるがこの謎のノリに乗ってあげるか……


「えー、そうですね。まあ、素直に嬉しいです。『あれ、その王座から陥落したら、それって祥子に浮気をされてしまうことになるんじゃねーの?』とツッコんであげたいですけどね」


「なるほど。ちなみに、このランキングが1日1回、毎朝5時に更新されるというのはご存知でしたか?」


お前その時間いっつも寝てんじゃねーか。睡眠中にデイリーランキング更新とかガチャかな?


「……えー、そうですね。まああのー、『その時間寝てんじゃねーか!』と思いっきり突っ込みたいところではありますが、まあ夢の中でも高い評価を頂けているのかなと、前向きに解釈したいですね。」


「なるほど。それでは、ランキングで1位を取るために、何か心掛けているようなことはあるのでしょうか?」


心掛けていること?は?知るか。むしろお前の前で自然体でいられなくなったら末期だろ俺。


「……えー、まあ特にはないんですけども、喜怒哀楽の感情を共に分かち合うようにはしています。時折、というか今も結構イライラしているんですけど、そこら辺はご愛敬かなと。」


「なるほど、それでは最後に、これだけ多くの方々が今日も集まってくださいました。今後の抱負、お聞かせいただけますか?」


「……えー、それでは、一言だけ言わせてください」


荒れた心を抑えるように大きく息を吸って心を落ち着かせてから、もう一度考え直して今の気持ちを声に出した。


「なにこのクソ茶番、いる?」


「ゴメンこれは私も悪かった」


……周りのクラスメイト達は何故か『そんな事ないよ!』と言わんばかりにコクコクと首を頷かせていたが、俺たち二人にはこの会話の面白さがどうみても分からなかった。いや今考えても何が面白いんだこれ

生きてます。待っていただいた方には土下座して謝ろうと思っています。


3日前くらいに寝ぼけた頭でこのくだりを思いついてみたので書こうとしたんですけど、あまりに漠然としすぎて何を書けばいいのか分からなくなりました……。


これからの更新なのですが、このお話の続きは3日に一回、R18の方を週に一回更新できればなーと思っています。


本当は毎日でも更新したいのですが、私の性格を自己分析した結果そんなことは出来ないと判断しました……ごめんなさい。


ということで、次回は8/26を予定しています!


それでは今回もありがとうございました!!

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