表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

思いつき短編隊

夢の機械

作者: みいそやえ

やれやれ、ようやく完成したぞ。


あ、博士ついにやり遂げたのですね。


ああ、私達はついに夢の領域にまで科学の手を伸ばすことが出来ようになるのだ。


おめでとうございます。

この機械さえあれば眠っている人の夢を観測することや、操ることも可能になるのですね。


うん、そうだ。


そうとわかれば話は早い。それをこっちによこして貰おう。


急に乱暴な口調になるんだな。

完成で気持ちが高ぶるのは分かるが落ち着きたまえ。


落ち着くのはあんたのほうだ。

この銃は脅しじゃないぞ。


なんてことだ、なんて気の長い強盗なんだ。

しかし私も命が惜しい、この機械はやるから撃たないでくれ。


命までは奪わない、だが機械の実験台になってもらう。

えい!


うわっ、麻酔銃だったのか。ぐぅ...


ふふふ早速機械を試してみよう。

たしかこのレバーを下げていたな...

お、上手くいったようだぞ。


--

どうですかこの発明品は。まさに夢の機械。

人々の夢の中にこっそり貴社の商品のCMを入れることで売り上げ上昇間違いなし。

で、わたしへの利用料パテントは...

--


博士め、やはりこんなことのために発明したのか。

これはわたしが管理して疲れた人々への癒しの道具としよう。

科学は人の幸福のために使われるものだからな。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ