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ちっ恋  作者: 宮永賢二
1/2

いち

私は平瀬由梨です。今日から高校生です。なのに遅刻しそうなんです。走らなきゃ! 


タッタッタッタッタッタッタッタッドカッ


人にぶつかっちゃった。


「ごめんなさい」


「大丈夫?怪我は無い?」


「はい、ありがとうございま」


イケメンさんだぁぁぁぁぁぁぁ


「?」


「だ、大丈夫です。し、失礼します」


思わずその場から走って逃げだしてしまいました。


タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッドテ


こけちゃいました。


「ダイジョーブ?」


おっきい声でイケメンさんがきいてきます


「ダイジョーブです」


私もおっきな声で応えて、また走りました。


タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ


今度はこけませんでした。


学校にはぎりぎり間に合いました。


小学校からの友達「ゆっこ」と「てるみん」がしゃべっているのを見つけて、私は二人に声をかけました。


どうやら三人とも一緒のクラスになったみたいです。


入学式はつつがなく終わり、私たちは式の行われた体育館から新しいクラスへと移動しました。


教室では自己紹介の時間がありました。私と、ゆっこと、てるみんは出席番号が並んでいます。


私、平瀬由梨、ゆっここと広中夕子ちゃん、てるみんこと深川照美ちゃんの順です。


私たちは大人しいグループなので目立ったこともせず、無難な自己紹介をどうにか終わらせました。


三人でほっとしていると、次の席の人が立ち上がり言いました。


「本田明人です。よろしくお願いします」


さっきのイケメンさんでした。




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