cp4
「ご覧ください!二ヶ月前に突如として現れた剣は新たな観光スポットになっています」
テレビのキャスターが刺さった件を紹介している
「ビクともしねぇ!」
剣を顔を真っ赤にしながらひきぬこうとすしている
「残念ー!あなたはこの剣に選ばれませんでしたー!」
と可愛らしい女性がマイクを持ちながらはなしていた
「抜けないようにできてんだろ」
「有名人も結構きてるらしいよ」
客の目的は様々だ
あっという間に廃れるだろう
「お次の挑戦者はー!金髪のお兄さんでーす♪」
「何か意気込みをお願いします」
「あー。がんばります。」
「では抜いてもらいましょう!どうぞー!」
金髪は剣を掴み当たり前のように引き抜く
「え?」
可愛らしい人は固まってしまった
見ていた観客も驚いた様子だ
視線は金髪の少年に集まる
可愛らしい人は進行を進めようと
ハッとしていた
「引き抜いたーー!」
思い出したかのように言う
周りも盛り上がる
盛り上がりが少し落ち着いてきた
「それでは何か言いたいことはございませんか?」
マイクを金髪の初年に向ける
少年はマイクに顔を近づけていった
「お集まりの皆さん、初めまして。
今回は誠にありがとうございます。
さて、この地域はこの剣によって、破壊することが決まりました。
私が適当に投げて刺さったところがここでした
どうぞ、最後の時間を今まで通りお過ごしください。」
微笑みながら優しい声で語る
観客は何を言っているかわからないようだ
少年は右手を前に出す
ゆっくりと
あたりな静まり返っている
「では」
中継の映像は途切れてしまった
読んでくれてありがと