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劇場  作者: 寝床どこ
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cp1

「勇者様!待っております!勇者様の帰りをずっと!」


勇者と呼ばれてた男は微笑み返し次元狭間のような空間に入って行った



「帰ってきた」

深呼吸をして30秒ほど立ち尽くす


「よし!全部ぶっ壊すか!」





「学校いきたくないよー!」

高校3年まで後三ヶ月を待っている

高木ゆなは、冬休み中に告白をして返事を登校日にもらう約束をしていた


(もっと関係を築いてから言えば!)

(でも高校も後一年で終わっちゃうし)

(学生のままゲートしたいし)

(ていうかすっごい好きだし!)

朝起きて布団の中でそのことばかり考えていた


「ゆなちゃん!ゆなちゃん!」

下から大きな声で母親が呼ぶ


「はーい!」

考えごとに夢中になって上擦った声になってしまった


「いただきます!」

母親は驚いた顔をしていた

ゆなは朝ご飯の時は眠そうにしていただきますなんて言ったこともなければましてはこんな元気なのも今までになかったのだ


そんなゆなを見て微笑んでいた

顔に出やすいのだろう



昨夜山の土砂崩れがありました





「いってきまーす!」

「いってらっしゃい」


もう行くしかない!後悔はしてない

むしろうまく行くって期待してる自分がいる!


学校についたが返事をもらうのは学校終わりにしていた


「あああ、会わないよね。返事をもらうまで気まずくて会いたくない!」

教室で友達と話していた

「いや何でそんな心配してんのよ!両思いなんだから平気じゃん!」

「それ本当の情報かわからないやつでしょ!」


「そうだったかなー」


高校から友人になった莉子と朝からずっとその話をしていた


そして


放課後校門で待つゆな


一緒に帰りながら答えを聞くととになっている


後者の方をチラチラ見るゆな

心臓がバクバクして思考停止状態だ


何回後者の方を見ただろうか


重い人の晴人が来た


「ごめん!ちょっと遅れた!」

そう言ってこばしりでくる晴人


後ろの方で晴人の部活仲間が笑ってこちらを見ていた


心臓の音はバクバクと鳴り止まない



ものすごい音と揺れ 光が晴人の後ろから迫った



気がついたらゆなは田んぼに伏せていた

「何」


全身はズキズキとし耳鳴りもひどい

頭はぼーっとしていた


誇りの入った目を振り絞って開く


土埃が一面に舞っていた


ゆなは状況が理解できないでいた


そこに1人の同い年くらいの男が近づいてきた


「あ、あの私」


「運がいいね」

言葉に割って少年は言った


少年はゆなの制服の襟を掴んで田んぼを引きずる


土埃の方から遠ざけてくれいた


すると少年はゆなの目線に合わせてかがみこんでゆなの頭の上に手を添える


ゆなには少年が何かを言っているようだが意味がわからなかった

(英語?)

ゆなは頭の上から光を感じた

その次の瞬間頭から水が流れてきた


「!あっっふ」

当然の水に反射的に驚いてしまったい頭の上の手を解こうとしたが

少年は強い力でそれをやめない


「やめて!」


そう言われた少年はそっと手を離す


「けほっけほっ」

咳き込むゆな


水のおかげで視界の埃が取れ視界がハッキリしてきた


少年を見ると

白い甲冑の姿

綺麗な金髪だ


(外国のひと?)


「あの、何があったんですか?」

つい日本語で聞いてしまい

持てる英語の知識で聞こうとした

だが

また割って話してきた

「どんな事を考えるんだい?」


「え?」

日本語を話すことに驚いたが

質問の意図がわからなかった


「今、君の学校を壊してみたんだけど、どんな気持ちかって聞いたんだ」


やっぱり意味がわからなかった


ゆなは少年を無視して周りを見渡した


すぐに少年の言ったことを理解した


立ち込めていた誇りは晴れ、学校があった場所だろうそこにはでかい穴ができていた


周りをさらに見るゆなは気づいた


田んぼには瓦礫や木 もっとよく見ると人が転がってるような気もする


「はぁはぁはぁはぁ」

過呼吸になるゆな


少年は、はぁと小さいため息をつき

また手をかざし何かよくわからないことを言う


目の前が光る、よく見るとそれは円のようなものに規則正しい絵が書いてあるような気がした


すぐにゆなは急に落ち着きを取り戻した


「さっきこれをやったのは君って言った?」

恐る恐る聞いてみた


「そうだよ」

若干微笑んだような顔で言う


「何で」


「やってみたかったんだ」

学校があった方を見て言う少年


意味がわからなかった

意識が遠のく

(何なの)


読んでくれてありがとね

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