アルカナエデン BEYOND the Sky 空から女の子が振ってきて無意識に恋しちゃう物語

ごく平凡な大学生の高嶺稜希と、その幼なじみの麻空結月。ある暑い夏の夜、星空を見に砂浜まで向かう。モワッとした空気に包まれながら、都会の喧噪から離れた満天の星空を眺める。

その日は流れ星が流れると言うことで、流れ星にお願いごとをすることにした。

欲にまみれた願いごとをするなか、空にひときわ明るい流れ星が現れた。
その流れ星は消えることなく、だんだんと大きくなり、こちらに降り注いでくるように見えた。
逃げようにも逃げることもできず、ただただ迫り来る脅威を受け入れることしかできなかったふたり。

流れ星が落ちたはずなのに、なぜか衝撃も音も発生しなかった。
落ちたと思われる場所に向かってみると…………。

ひとりの女の子が、丸くなって眠っていた。

新進気鋭のファンタジー小説、ここに開幕。