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とっても可愛い彼女

作者: よるのゆうた

朝起きて工場に出社し夜遅くに帰る、毎日それの繰り返し。


30歳独身、ボロアパートで一人暮らしをしている俺はこの何もない退屈な日々が嫌だった。


ところがある日、俺に可愛い彼女が出来てから毎日が楽しくなった。


その彼女は時々家に入ってきて俺の寂しさを紛らわしてくれる。


とっても恥ずかしがり屋さんで頭を撫でてあげようとするとすぐに逃げてしまうのが可愛い。


俺が作る料理をなんでも嬉しそうに食べてくれる。お腹が減っているのか、昨日の残り物でも普通に食べようとするから困る、でもお腹を壊さないのが不思議だ。


ちょっと子供っぽいところがあるのか、目を離した隙にどこかの物置に隠れたりして俺を驚かせてくれる、隠れんぼが好きなのかな?


まあ、見つけたところですばしっこいから中々捕まえられないけどね。


俺がこの前、野良猫を捕まえて家に持ってきたらすぐに逃げちゃた。猫が嫌いなのかな?


こんな可愛い彼女でも、ちょっぴり自分のことしか考えていないようなところがあるのか、人に迷惑を掛けることがある。


だから近所の人達はあまり彼女のことを良く思っていない。こんなに可愛いのに悲しいな。





























俺の彼女はゴキブリだ、今日も俺が仕事から帰るのを健気に待っている。





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― 新着の感想 ―
[一言] ゾワゾワっとする感じのホラーですね。人間じゃないってのは解ってましたが……まさかのGかよ……やべぇよ……発想が斜め上だよ……(意気消沈)。
2018/12/03 11:45 退会済み
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