VRゲームで生きているNPCたちの話2
続きを書かないとうまく終われそうにないけど……
キエラント攻略スレ その11
151:名も無き冒険者
これでキエラントのダンジョンは全てクリアされたのか?
152:名も無き冒険者
≫146
マジか!?
153:名も無き冒険者
≫146
初めて知ったわ
154:名も無き冒険者
≫151
現状で判明しているところだけだけどね
155:名も無き冒険者
しかし、意外に早くクリアできたな
156:名も無き冒険者
そりゃ、上位のギルドがそこまで争わずにいたからな
157:名も無き冒険者
普通に考えれば独占しそうなギルドが出てきても良いと思ったけど?
158:名も無き冒険者
それが面白い事にそういう事しようとするところが上位に食い込めずにいて独占どころかたどり着かなかったって話だぞ
159:名も無き冒険者
笑えるな、それwww
160:名も無き冒険者
まぁ、上には上がいるってことだよwww
161:名も無き冒険者
因みにそのギルド、今は雌伏の時だとか大声でいてるらしいぞ
しかも、本当にアルファスの広場でそんな事を演説してるしwww
162:名も無き冒険者
嘘だろ?www
163:名も無き冒険者
マジwww
164:名も無き冒険者
まぁ、絡んでこなきゃそれでもいいけど
165:名も無き冒険者
だな
しっかし、本当にそんなギルドが有るとはwww
166:名も無き冒険者
夏ですしお寿司
167:名も無き冒険者
この時期の名物だな
――――――――――――――――――――――――――――――――――
324:名も無き冒険者
しかし、イベントでもやるのかと思えばそれも無いし……
運営、そんなんで大丈夫なのか!?
325:名も無き冒険者
≫283
入れば良いんじゃないか?
326:名も無き冒険者
大丈夫だ、問題ない(たぶん
327:名も無き冒険者
俺氏、水鏡に所属してて攻略に参加するも王城への報告に参加できず……
328:名も無き冒険者
おっ、攻略ギルド関係者だ!
逃がすな、聞き出せ!
329:名も無き冒険者
囲め囲め!!
330:名も無き冒険者
この先は行き止まりだ!
331:名も無き冒険者
待ってたんだよー、お前をなぁ!!
332:水鏡所属の冒険者
な、なんでそんなに……
はっ、乱暴するつもりなんだろう!
薄い本みたいに!!
333:名も無き冒険者
ないわー
334:名も無き冒険者
はい、偽物確定
解散ー!
335:名も無き冒険者
かい、さん!!
336:名も無き冒険者
あーあ、ハズレか
337:水鏡所属の冒険者
う、嘘です
聞かれた事を話すからいなくならないで
338:名も無き冒険者
しゃーないな
339:名も無き冒険者
しゃあないな
340:名も無き冒険者
仕方ない
341:名も無き冒険者
じゃあ、聞いてやろう
342:名も無き冒険者
感謝しろよな
343:名も無き冒険者
早くしろよ
344:名も無き冒険者
ん、早くしろ
345:水鏡所属の冒険者
ありがとう
で、何知りたい?
346:名も無き冒険者
早く
347:名も無き冒険者
現状、どうしてる?
348:名も無き冒険者
誰が城行った?
349:名も無き冒険者
どうして城に?
350:名も無き冒険者
ボスの報酬は?
351:名も無き冒険者
アリスタソ、prpr
352:水鏡所属の冒険者
≫347
ギルドハウスで待機中
≫348
ギルマス含めトップ勢5人
≫349
なんか城から使者がやってきて来いってさ
≫350
初討伐限定はギルマスが引いてた。レア剣だったらしい
他は素材系ばっかり
≫351
お前、後で闘技場100回連続バトルな
353:名も無き冒険者
≫351
お前……
354:名も無き冒険者
≫351
衛兵さんー、こいつです!
355:水鏡所属の冒険者
あっ、ギルマスたちが戻ってきた
356:名も無き冒険者
よし、話を聞け
357:水鏡所属の冒険者
おう、って緊急クエスト!?
358:名も無き冒険者
あっ
359:名も無き冒険者
よっしゃー!近くにいるから俺が
360:名も無き冒険者
待て、俺も行く
361:水鏡所属の冒険者
水鏡も全員行くらしいから競争だな
以降、緊急クエストの話が続く
――――――――――――――――――――――――――――――――――
やっとの事でたどり着いた山頂から目的の国の方を見てみようとした瞬間だった。
「やっと着いたわね!」
「そうですね、姫様」
後ろで話しているのは国からの依頼を引き受けてキエラントまで来訪者を見に行くことになった俺たちに無理やりついて来た第三皇女のレイナ様とその側付きの女騎士アリエスだった。
「はぁ、お二人とももう少し緊張感を持っていただけると助かるのですが……」
「何よ。良いじゃない、別に」
「いえ、この辺りは魔獣の活動が活発な地帯なので警戒はしていただきたいのです」
リシドにそう言われて思い出したのか周りを気にし始めたレイナ様の様子にアリエスは微笑ましいものを見たというように口元が弛んでいた。
出来ればこのまま無事にたどり着けると良いなと思った俺だったがそんな思いを裏切る様に身体全体を揺さぶる振動が急に襲い掛かってきた。
「な、なんだ!?」
「姫様?!」
「な、なによ!」
体勢を崩しながらもなんとか辺りを見た俺の視界に飛び込んできたのは平らだったはずの地面が隆起し、鋭く尖った何かがその中心から飛び出している光景だった。
そして、それを見た瞬間にまるで図ったかのように今までで一番強い揺れと共にそれは土煙を纏いながら地中から姿を現した。
「嘘だろ!?」
「ちょ、ちょっと何が起きてるの?」
「姫様、危ないのでこちらへ!!」
「ちっ、こんなところでこんなヤツが出るって聞いて無いぞ」
土煙が次第に晴れてくるとその正体が分かってくる。
そして、その存在について知っている俺たち冒険者はソイツがこの場所で現れたことに驚きを隠せなかった。
そう、ソイツ―――グランドアーマードラゴンの姿に。
地中からその姿全てを現したグランドアーマードラゴンは既に俺たちを排除するべき存在と認識したようで威嚇するように一睨みした後に大きくその咆哮を轟かせた。
「お前らしっかりしろ!」
「そうだ! 早く武器を手に取れ!!」
何とかグランドアーマードラゴンの咆哮に耐えながらも俺とリシドは気持ちを押し隠すように声を上げ、アリエスたちが我に返る事を祈った。
アリエスたちが震えながらも武器を構えている事を期待して俺とリシドは後ろを振り返る事無くグランドアーマードラゴンと対峙、微かに視線の端に移るリシドの様子から何とか二人で時間を稼ぐ事を考え、恐らく同じことを考えているだろう相棒に顔を向けずに頷くと俺は走り出す。
グランドアーマードラゴンはまだアリエスたちに気を取られているのか余裕が有るのかそんな俺の行動を気にする素振りも見せずにいる。
「……せる精、……力を貸したまえ!」
「っはぁー!!」
リシドの詠唱が終わると眩い閃光がグランドアーマードラゴンの顔の前で弾ける。
突然の光に目を焼かれたグランドアーマードラゴンは目を瞑りながら悲鳴を上げ暴れ始める。そして、それに追い打ちをかけるように俺は飛び上がりその顔に剣を振るうが暴れ続けるグランドアーマードラゴンの動きにそれは当たる事が無かった。
そのまま傍に着地した俺にグランドアーマードラゴンの足が襲い掛かるが横に転がることで躱し、そのまま隆起した岩陰に潜り込む。
同じようにリシドやアリエスたちも身を隠した事でようやく視界の戻ったグランドアーマードラゴンからは全員が見えなくなる。
「はぁ、これは面倒なことになったな」
陰からグランドアーマードラゴンの様子を窺うも既に怒り狂ってしまった状態な為に傍にある全ての物に八つ当たりをするように手足や尻尾を振るっているのが見える。
今のところはその攻撃に俺たちが晒される事は無いがいつまでも隠れ続ける事は出来ない。
「恐らくアリエスたちも正気にはなっているだろうし、何とか合流したいところでけどっと……」
偶然飛んできた破片で俺の隠れていた岩が大きく崩れる。そして、俺の姿は残念な事にグランドアーマードラゴンの視界に姿を現してしまう。
「あははは……、ハロー……?」
互いに絡み合う視線に何とか誤魔化せないかと愛想笑いを浮かべながら剣を持ってない手を挙げるが生憎と相手はモンスター、返ってきたのは更に鋭くなった視線と大きく開かれた口から放たれたブレスだった。
「で、すよねー!!」
慌てて回り込むようにそのブレスを避けながら反対側で隠れているだろうリシドたちと合流すべく走り始める。
「はっ、よっと、陰に潜みし精よ、矢となり力を貸したまえ!」
迫りくる尻尾やブレスなどを岩陰に隠れたりしながらも俺は躱しきれないグランドアーマードラゴンの攻撃に魔法をぶつけ、止まる事無く動き続ける。
グランドアーマードラゴンの視線はちょこまかと己の攻撃を避け続ける俺しか見えてないようで後ろで岩陰から出てきたリシドやアリエスが詠唱している事に気が付いた様子は一切無い。
なら、詠唱が終わるまでは振り返らないようにしっかりとこっちに意識を向けさせないといけない。
「マジかよ……」
気を引く為にグランドアーマードラゴンに向かって走り出した俺を迎え撃つように薙ぎ払われる尻尾。
その太さから避けるためには何かを踏み台にして大きく飛ばなければ避ける事は出来ないだろう。ただし、飛び上がったらそれをチャンスだと思って口元で溜め始めているブレスが飛んでくるのは間違いない。
まだ距離はギリギリ有る。そして、今のままで走り続ければ少し前に見える岩を足場に尻尾は飛んで避ける事が出来る。
どうするかを悩む俺に向かってグランドアーマードラゴンの後ろで詠唱を続けていたリシドが手を挙げる。俺に何か合図するかのように。
「うぉぉぉぉぉーーーーー!!」
その様子に俺は覚悟を決めた。
既にかなり近くまで迫っていた尻尾を避けるよう岩を足場に飛び上がる。
そんな俺の姿を嘲笑うような視線を向けたグランドアーマードラゴンはブレスを吐こうとした瞬間、その巨体に大きな衝撃が走る。
衝撃で狙いがズレて俺の横を通っていくブレス。
当たらなかった事に感謝しながらもそのまま着地した俺は何とか勢いを殺し、後ろを振り返ってリシドたちに気が付いたグランドアーマードラゴンに向かって走り出す。
流石というべきなのかそこまで大きなダメージを受けた様子を見せていない。それどころか傷らしい傷が見当たらない背中を俺に見せつけるようにリシドたちを狙って攻撃をしようとしている。
まるで俺の事は無視しても問題ないかのように……。
だからこそ、俺はその尻尾から背中へと駆け上がり、気が付いたグランドアーマードラゴンの右目へと持っていた剣を振り下ろした。
『グギャァァァァァァ』
剣が突き刺さった痛みに暴れ始めるグランドアーマードラゴンに俺は剣を手放さないように耐える。
振り回される中でチラリと見えたリシドの姿が見えた。どうやらリシドはこのままグランドアーマードラゴンが暴れ続けるのも危険と判断したのか攻撃魔法を使おうとしていた。
そして、暴れまわっているグランドアーマードラゴンの動きが疲れからか鈍り始めるとリシドは準備していた魔法を発動させた。
『グルゥァギャァァァァ』
一瞬、身体を止めたグランドアーマードラゴンにリシドは狙いすましたかのように魔法を当てる。そして、そのタイミングで俺はグランドアーマードラゴンの右目から剣を無理やり抜いて飛び降りた。
痛みに耐えるように身体を振り回すグランドアーマードラゴンの手足、尻尾をなんとか足場にしながらも地面へと着地した俺に近寄ってくるリシド。
「大丈夫か?」
「なんとかな。で、姫様たちは?」
「ここよ。それよりも本当に大丈夫なの?」
「まぁ、それよりも早く逃げましょうか。特に姫様たちは」
「そう簡単には逃がしてくれないようだぞ」
姿を確認できてしまった姫様たちに逃げるよう伝えた俺の言葉を否定するようにリシドがグランドアーマードラゴンに目を向けながら言う。その言葉に俺たちも気になってグランドアーマードラゴンに目を向けた。
そこにあったのは右目から血を流しながらも残った左目で俺たちを睨みつけるグランドアーマードラゴンの姿。
痛みはその怒りから感じていないのか痛がる素振りも見せずに睨みつける姿には誰一人逃さないと言っているようだった。
「そうだな。なら、なんとか隙を作るから姫様たちには逃げてもらおう」
「私たちも……」
「悪いけどそれは却下だ。アリエスは分かってるよな?」
「はい、責任を持って姫様を連れていきます」
俺とリシドの決めた事に姫様は文句を言おうとしたが、流石にそれを聞ける状況では無かった。
ありがたい事にアリエスは何を優先するべきか分かっていたので姫様の事は全部任せてリシドと共にグランドアーマードラゴンと向き合う。
『グルルルルルルルル』
まるで俺たちがどうするか決めるのを待っていたかのように向き合った瞬間にその口元を歪ませ、笑うように唸り声を上げるグランドアーマードラゴン。
張りつめていく空気だったが、岩が崩れ落ちた音と共に動き出した俺によりそれは破られる。
グランドアーマードラゴンは俺と同じように詠唱を始めたリシドやアリエスたちにも注意を向けていたが、俺が一気に近寄ってくる事に気が付くとすぐさまその長い尻尾を振り回して俺を薙ぎ払おうとしてくる。
俺一人を狙ったその攻撃に焦ることなく対処してグランドアーマードラゴンに近づこうと試みるが、流石に右目を傷つけられた事を覚えているグランドアーマードラゴンは口に溜めたブレスを吐くことで俺が近づくことを防ぐ。
「くっそ!!」
あと少しと言うところでブレスに遮られる形となった俺はその悔しさからつい口に出してしまう。
再びグランドアーマードラゴンに目を向けるが、ブレスで俺の事を対処できたと思ったのか既にリシドの方を向いていた。
このままではまずい。どうやっても倒しきれない、いや、本当に逃げ出す事すら出来そうにないと思った時、グランドアーマードラゴンに向かって横からかなりの数の魔法が炸裂した。
「おっしゃー! 間に合った!!」
「よし、このまま行くぞ!!」
「待った! 緊急クエの内容忘れてないか?」
「そうそう、NPCが無事か確認しないと!」
「あっ、あそこにいますよ! 見た感じクエに書かれてた人たちっぽいです!!」
そのまま衝撃で倒れこんだグランドアーマードラゴンに驚きながらも俺は魔法が飛んできた方を見るとそこには数十人ぐらいの様々な人影が見えた。
ヒューマンに始まり、皇国ではあまり見かけないエルフにドワーフ、獣人などの多種多彩なそれらは俺の方を見ながら何か安堵したような様子を見せると直ぐにグランドアーマードラゴンに向き合う。
唸り声を上げながら立ち上がったグランドアーマードラゴンは既に俺やリシドの事を忘れたのか、それとも横から攻撃してきた方を脅威と見たのか俺たちを無視するようにそっちに体を向けた。
夜の帳が下りた王都の一角で俺とリシドはテーブルを挟んで料理と酒を楽しんでいた。
キエラントに来た目的でもある来訪者たちの情報を集めるために入った店は既に満席と言っても過言ではない状況だった。
救援にやってきた来訪者たちの手も借り、無事にグランドアーマードラゴンを討伐できた俺たちはそのまま王都へとたどり着いた。
その後、レイナ様やアリエスたちは皇帝から預かっていた親書をこの国の王に届けるために王城に行ったが、流石にそこには着いていく気になれなかった俺とリシドは王城で手に入らない街民たちの反応を手に入れる為に街に繰り出したのだ。
「初めてきたけど、すごいなこの国」
「だな。他の店も見てきたけど、結構品揃えとか良くて驚いた」
「なんだー? 兄ちゃんたち他所の国から来たのかい」
俺たちが話しているとどうやら聞こえていたのか隣の席に座っていた一人が話しかけてくる。
既にだいぶ酒を飲んでいるようでその顔は真っ赤に染まっているがいつもの事なのか一緒に飲んでいた連中が止める様子を見せていない。
「プハー、やっぱり仕事終わりはこの一杯に限るな。で、兄ちゃんたちこの国について話してたが良かったら教えてやろうか?」
「あぁ、頼む」
持っていたエールを飲み干したそいつは意味あり気に空になったグラスを見せながらそう言ってくる。
まぁ、タダで教えてくれるなんて都合の良い話が有る訳無い為、一度確認するようにリシドを見ると同じように考えていたのか頷いたのが見えたので忙しそうに働く店員に注文する。
「おっと、すまんな。俺は王都を拠点にして冒険者をやってるオーガストだ。それで何が聞きたいんだ、これでも結構長い事やってるから大半の事は知っているぞ」
「なら、来訪者たちについて教えてくれ。受け入れている国がキエラントだけだからどんな奴らか分からないしな。あっ、あと気を付けた方が良い事とかも頼む」
「ん、来訪者たちについてか……。女神様に呼ばれて別世界からやってきた奴らで来る時に不天の祝福をもらってるのは知っているだろ?」
オーガストは届いたエールを一口飲んでからそう言ってきた。
勿論、今オーガストが言った事はどの国にも伝わってきている事なのでそのまま頷く。
「んで、それのお陰でどんどんとギルドでクエストをしていってくれる訳で俺たち冒険者は今までみたいにギルドからせっつかれてクエストをこなす事は無くなったし、今まで危な過ぎて制限されてた場所も行けるようになったな」
「じゃあ、良いこと尽くめなのか?」
「ハっ、そんな訳無い。ポーションや食料の買い占めや猟場独占とか色々と問題も起こしてくれてるよ」
苦々しい顔を見せるオーガストはそう言ってエールを飲む。
どうやらオーガストも何か来訪者たちともめたことが有るらしい。
「何を勘違いしているのかNPCの癖にとか言って暴れる奴らも一部だがいたりしてよ。まぁ、少し前からは比較的マシにはなってきているようだがな」
「へぇ、じゃあ今は特に問題らしい問題はないんだ?」
「そうだな。まっ、あいつらのお陰でこっちもギルドランクが上がったりと良い事も有ったから表立って文句を言う奴はいないさ。で、兄ちゃんたちはどっから来たんだ?」
聞くばかりでは何かしらの不都合が出てくると思った俺はまたオーガストがエールを飲み切ったのを見て、苦笑しながらももう一杯奢る事を決めた。
「あぁ、俺たちはアインス皇国からちょっとした依頼で来たんだよ」
「おぉ、アインスって言えば聖女って言われてる冒険者とかがいた国だよな?」
オーガストの言葉に頷き、エールを楽しみながらも俺とリシドはアインス皇国の事を話し、何かしらの来訪者たちに関しての情報を聞くのだった。
キャラ紹介
・レイナ
アインス皇国の第三皇女。剣術や馬術を嗜んでおり、下手な騎士団員よりも腕が良い。
シーヴァルたちとは何度か顔を合わせた事が会ったため、今回の依頼に無理やりついて来た。
・アリエス
第三皇女付きの女性騎士。騎士団では上位に入る腕前だった為にレイナ自身の行動を抑えるために側付きに任命された。
・オーガスト
キエラントで王都を中心に冒険者として活躍している。
腕自体はそこまで悪いものではなく、来訪者たちの登場後もそこそこの稼ぎを上げている。