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混じり合う

「ゔぅ、なんでっ、そんなに優しいんだよっ!あんたは」


グリアスは嗚咽しながらアステラに聞く。


「それは、あなたが私の子供達を美しいと言ってくれたから……実は美しいと言われたのは、初めてなんです」


グリアスの暗い道に一筋の光が差し込む、光を浴びた彼は眩しそうにする。

彼はその光を離さないように胸に抱き寄せる。


「俺は、君と一緒に居ていいのか?」

「ええ、あなたが望めばいつまでも」

「俺は、君と肩を並べて歩いていいのか?」

「ええ、あなたが望めば手だってつなぎましょう」

「俺は、君と一緒に、君の美しい世界を守っていいのか?」

「ええ、私とあなたは同じ、下界を美しいと思った方ですから」

「ありがとう……」


アステラは彼が泣き止むまで抱きしめていた


-------------------

--------


「その、さっきは……すまなかった……」


グリアスは申し訳なさそうに目を背けながら誤る。


「いいえ、それであなたが救われたならばそれでいいんです」


「ありがとう」


グリアスはそう言うと下界のことを話し出す。


「俺は、人が使っている魔導術と同じような力の魔法で互いに殺し合うという破滅の道へ引きずり込んだ」


グリアスは残念そうにそう言う。


「ですがまだ手はあります……私が下界に行きましょう」


「だが……神が下界に降りるのは、ルールに反してしまう、下手したら追放されてしまう」


「はい、それは承知です」


「……そうだ! 俺が、俺だけが下界に行って魔法を封印すれば!」


「それはダメです、神が直接、人間が手にしたものを奪うのは、己の消滅を意味するのですよ?」


「それでもいい、あの美しい世界を守れるなら……」


グリアスはおし黙る。


「あなたがそう言うのならば私も行きましょう、その考えを貫くのなら私も消滅します」


アステラは真っ直ぐにグリアスを見つめる


「それは……ダメだ……」


グリアスのその言葉を聞くとアステラは微笑みながら。


「なら私にいい案があります」


今回の話はどうだったでしょうか?

ここの話は書いてて楽しかったです!

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