夢の中5
完結
時計の音を聞いて僕は目覚めた。なんだか、とても長い夢を見ていたような。寝坊なんてこともなく、いたって快適な目覚めであった。僕は大きなあくびを一つすると、ベットから飛び降りる。
窓の方を見ると窓が開いている。久しぶりに暖かい夜だったので、昨日の夜から、締め忘れていたのかもしれない。僕は窓に近寄った。ふと、視線を上に上げると桜が舞っていた。
昨日までは、咲いていなかった。とても綺麗な薄いピンクの花びらが、僕の部屋から見ることができた。小鳥が可愛らしい声で鳴いている。そう言えば、今日は休みの日だった。
ひとまずは、朝ごはんを食べに行くことにする。僕は昨日寝る前に見ていた黒い本を棚の中に戻した。僕は居間に向かった。あの人がまだいない。珍しいこともあるものだ。
コーヒーを二つ入れる。あの人の分にはミルクも添えて。あの人はコーヒーが好きなのだが、朝のには必ずミルクを入れたがるのだ。あの人が言うには、目覚めくらいは甘くていいだろう、と言うことらしい。
最近はあまり聞かないけれど。僕は、どんな仕事についているのか聞いて見たことがある。仕事の内容は、結局はぐらかされてしまうが楽しそうに笑うのであの人にあった仕事なのだろう。
僕はコーヒーを台に置くと、あの人を起こしに向かう。たまに、すごく寝起きが悪いことがある。僕は一緒に寝てしまわないように先に自分のぶんのコーヒーを飲み干した。




