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夢の中4

次で、完結

古くから、塩は魔除けに使われるというけれど、海水にも同じような効果があるのだろうか?なんとも言えない気持ちのまま、僕は様子を見る。すると桜吹雪がだんだん、晴れてきた。


なぜだろうか、一度もあったことがないのに、あれに今は会うべき時ではないという言葉が、頭に浮かんだ。そして、ついにそれが姿を現した。真っ黒な色をした小さな魚だった。


魚がこちらを見ている。まるで、こちら側に来ようか考えているかのようだ。僕は身震いを一つした。ただそこにいるだけで、この場を飲み込みそうな、そんな圧迫感を感じた。


しばらくの間、魚と僕は向かい合っていた。突然、魚が身震いを始めた。するとどうだろうか、桜吹雪が魚の体を囲い、桜吹雪が再び舞始める。僕は何か起きるのかと、身構えていた。


ピンク色花びら去った後には、何も起こらなかった。拍子抜けである。僕は肩の力を抜いた、あれだけ僕のことを、追いかけてきていたというのに。気まぐれな猫のようなやつ、という場違いな感想がぼくの心を襲う。


よくよく考えると僕も僕である。こんな状況なのに案外たのしんでいたような。

もう夕方である、僕はとても眠い。鳥と僕はすでに海から上がっていた。鳥の羽毛は寝るのに快適そう、なんて僕は眠い頭で考えた。



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