夢の中
始まります
昼頃の暖かい日差しの中、教室で目を覚ます。
確か昨日は、家で寝ていたはず。寝起きの思考で僕は考える。
こんなところで寝る趣味、僕には無い。
そんなことより、ふかふかの布団は、どこに行ったんだ。
なにより枕がない。
代わりにあったは、硬い机だった。二つ並べた机の上で寝ていたようだ。
どうりで、体が硬くなっていたはずだ。僕は昔から寝起きが悪い。正直に言って、今の状況より、昔からお世話になっている枕で寝ていたい。今はないけど。
仕方がないので、僕は行動を起こすことにした。暖かい日差しが、僕の機嫌を少し直した。一番は、枕だけどね。僕の一日は枕に始まり、枕で終わるのだ。
さてと、なんで僕はこんなところにいるんだろう。
学校のお泊まり会なんかしてないし、ましてや修学旅行でもない。だいたい修学旅行でもなんでも座布団ぐらいあるだろう。
僕はため息を吐いて、教室の窓からグラウンドをみた。そこにある景色は満開の桜による桜吹雪で彩られていた。そこまでは良いのだが、桜吹雪で真っピンクだった。少々目にいたい光景だ。
それから僕は、教室の中を隅々まで確認した。机の下、ロッカーの中、黒板の上まで。そして、あと回しにしていた扉の前まで来てしまった。
少しドキドキしながら、扉を開けにかかる。するとどうだろう、あっけないほど簡単に扉は開いてしまった。僕は廊下に出ることにした。ここで、立ち止まっていても何も始まらない。




