迷飛行と最悪な出会い
...。
なにかいる。俺の後ろに何かいるぞ(笑)しかも俺が特に嫌っているロリボで聞こえた気がする。
確認しようとしたが暗すぎて何も見えない。
「だ、誰かいるの...か?」
「誰かいますっ(♡)」
なんかハートマークっぽいの付いた返事が聞こえたぞ(笑)
まぁ孤独の身ではないことが発覚した。
「で、誰?」
「ちょっとぉ~、名前を聞くときは自分から言ってくださいよぉ~~!」
何だこいつ。声と同様むかつくこと言いやがるな。
「なんだよそのむかつくセリフ!まぁいい。俺の名前は...って。俺の名前は何だっけ?」
自分の名前もわからないまま、わかるはずもない目の前のロリボっ子に聞いてしまった。
ていうか確実に記憶が薄れてきている。
「私が知るわけないじゃないですか~~!頭大丈夫ですか(嘲笑)」
うっわーこのロリボっ子いい感じのストレートかましてきやがるな~(笑)
「なに嘲笑うかのように言ってんだよ!どうやら俺は記憶が消えかけているらしい。君は?君の名前。」
「私の名前はですねぇ~.........何でしたっけ?(笑)」
「知るかっ!やっぱり君も記憶が消えかけてるみたいだな。」
「そ、そうみたいですねぇ...。」
「......まぁでも?じっとしちゃったら何も始まらないし...?」
「何かっこつけちゃってるんですか頭大丈夫ですか(嘲笑)」
「るっせぇーな!とりあえずこっちに進んでる途中なんだよ!行こうぜっ。」
「もぉ~!だから先行かないでくださいよぉ~!」
来ている服や髪の色など、全く見えもしないロリボっ子と共に、謎の異空間を飛び進んだ。