表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

SSS・その4「天才ロボット博士の製品化 再会編」

作者: やまなし

 製造工場の社員が、天才ロボット博士の噂を聞きつけて訪問した。

 なんでも飛びぬけて高度なメイドロボットを、また新しく造り直したとかで、彼は博士のロボットの製品化を提案しにきたのである。

 博士に快く研究室に招かれた社員だが、出迎えたメイドは愛想のかけらもなく仏頂面。あいさつの一言すらしなかった。そのうえ不遜で、無礼で、とっても乱暴なロボットだ。

 彼女の外見は美しいが、応接間に客人がとおされたのにもかかわらず、茶の一杯も出そうとしない。仕事をしないロボットなんて、とんでもない。

 社員は製品化をすでにあきらめた。

 そんな彼とは対照的に、天才博士の顔はなぜかすごく自慢気だ。

 当然、彼は質問した。

 どこにそんな自慢できる性能があるのですか。

「まったく。ツンデレ・メイドは最高だぜ」

 帰り際に、メイドロボは顔を赤らめてちゃんとわたしを製品化しなさいよねっ、とテンプレを披露したが、やっぱり製品化は見送られた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ