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ウタタヒナタ
日向でうたた寝 ペンネームの理由の一つ
暖かく柔らかい日向の化身。私が最初に出会った、あの世界の住人。お日様の匂いがする。そして……。
階段を一つ登った。やはり、この世界は不思議だ。そこは、原っぱのようだった。風が草花を撫でる音が聞こえる。大地を包む空気は少し湿っていてそして、暖かい。目覚めたばかりなのに眠気を感じた。
ソレは、その地の中央に丸まって眠っていた。気持ちよさそうに眠っていた。翼を持った大きな龍。白い体に金色の線が走った体毛。体に数羽の小鳥が止まって眠っている。彼女の周りはより一層、寝心地が良いのだろと思った。彼女は目を覚ました。
背の小さき者たちを起こさぬよう。ゆっくり起き上がり、そしてこちらに寄ってきた。背丈は私の倍あった。彼女の目と私の目があった。
「待っていた」そう言われた気がした。
小鳥たちが目を覚まし、飛び立っていった。
私は手を伸ばし、彼女の顔を撫でた。半分は、彼女の方から寄ってきた。身体中に少し熱が走った。気づいたときには、彼女の姿はそこにはなかった。
頭の中に、柔らかい声が聞こえる。あの世界での旅の同行者であり、友である彼女の声が。
知識と経験が欲しい今




