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未来を売る自販機
未来売ります
福岡にある町外れの古い自販機は、月に一度だけ未来を売る。百円玉を入れると、ガコンと音がして、小さな缶が落ちてくる。今月の味は『三分後の奇跡』。恐る恐る開けた瞬間、空がひっくり返り、遅刻常習犯の僕はなぜか教室で拍手を浴びていた。理由はまだ、プルトップの裏に貼り付いている。だが飲み干すと、次の百円玉がもう手の中にあった。未来はおかわり自由らしい。ただし賞味期限は鼓動が三回鳴るまでだ。それを過ぎると朝に戻る。
もう朝に戻った
未来売ります
福岡にある町外れの古い自販機は、月に一度だけ未来を売る。百円玉を入れると、ガコンと音がして、小さな缶が落ちてくる。今月の味は『三分後の奇跡』。恐る恐る開けた瞬間、空がひっくり返り、遅刻常習犯の僕はなぜか教室で拍手を浴びていた。理由はまだ、プルトップの裏に貼り付いている。だが飲み干すと、次の百円玉がもう手の中にあった。未来はおかわり自由らしい。ただし賞味期限は鼓動が三回鳴るまでだ。それを過ぎると朝に戻る。
もう朝に戻った