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模型から始まる転移  作者: 昆布


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第43話:アストラリスからルミナスへ

第43話として、アストラリスに戻った貴志とアスがルナとキャスに状況を伝え、ルミナスへの乗艦を決める艦橋でのやり取り、ルミナス受領時の気持ちの変化を描きました。

※表題を章から話に変更しました。

【艦橋でのやり取り】

オルテガ・フロンティアの第5ドックでルミナスを受領する前に、貴志とアスは一旦アストラリスに戻り、艦橋でルナとキャスに第一艦隊司令部での出来事を伝えた。


貴志が紅茶を手に、優しい声で話し始めた。

「ルナ、キャス、ちょっと大事な話がある。聞いてくれ。第一艦隊のブラウン大佐から呼び出しがあってな、アストラリスの改装が終わるまで、連合軍の駆逐艦『ルミナス』を貸与されることになった。

俺たち、これから貸与される『ルミナス』で海賊掃討作戦に参加するんだ」

貴志の声には優しさと共に、命令を受けた強い意志が込められていた。


それを聞いたルナは目を丸くして、残念そうに呟いた。

「あーあ、お留守番かー。残念だなぁ。アストラリスにドローン納入される前だし、私置いてかれちゃうよね…」

キャスも少し寂しげに頷いた。

「貴志さん、アストラリスから離れるなんて…私、慣れてるこの艦がいいなぁ」


貴志が二人を見て、笑顔で首を振った。

「お前たち、落ち込むの早いな。まだ話は終わってないぞ。アス、説明頼むよ」


アスが穏やかに微笑み、ルナとキャスに目を向けた。

「ルナ、キャス、心配しないでください。ルミナスにはドローンが6基搭載可能です。ルナ、あなたも一緒に来られるんですよ。私もルミナスのシステムにリンクして、アストラリスと同じようにサポートします」


ルナが一瞬で表情を明るくし、飛び跳ねた。

「え!? 良かったー! 私のドローン隊、まだアストラリスに納入前だから、てっきりお留守番だと思ってた! アスお姉ちゃん、ありがとう! またみんなと一緒に戦えるね!」


キャスもホッとした笑顔を見せた。

「ルナちゃん、良かったね。私も嬉しいよ。アストラリスじゃないけど、貴志さんやアスさん、ルナちゃんと一緒なら、新しい艦でも頑張れる気がする」


貴志が二人の喜ぶ姿を見て、優しく、しかし力強く言った。

「そうだよ、ルナ、キャス。お前たちがいてくれるから、俺も安心して戦える。アストラリスは俺たちの家だけど、ルミナスでも同じだ。みんなで新しい艦を最高の相棒に仕立て上げるんだ。分かったな?」


ルナが元気よく手を挙げた。

「お兄ちゃん、了解だよ! 新しく購入したドローン隊、ルミナスに移っても私がバッチリ操ってやるんだから! 海賊なんてドカーンってやっちゃうよ!」


キャスが笑いながら付け加えた。

「貴志さん、私もレーザー砲をしっかり操って頑張るよ。ルミナスでも、艦長を目指してしっかり戦うからね!」


アスが紅茶を手に持つと、穏やかに締めた。

「艦長、ルナ、キャス、私もリンクの準備が整えば、アストラリスと同じようにみんなを支えます。新しい艦でも、私たちの絆は変わりませんよ」


貴志が全員を見渡し、満足そうに頷いた。

「よし、みんなの気持ちが聞けて嬉しいよ。ルミナスでも、アストラリスでやってきたように、俺たちで最強の艦を作り上げる。それが俺たちのやり方だろ?」


艦橋に笑い声と拍手が響き、アストラリスからルミナスへの移行が、チームの新たな挑戦として前向きに受け止められた瞬間だった。


【ルミナス受領と新たな意気込み】

少しの寂しさもあったが、新たな艦への意気込みを持ちアストラリスを下船した貴志、アス、ルナ、キャスは、第5ドックに向かった。


第5ドックには既にルミナスが係留されており、貴志達は連合軍の駆逐艦ルミナスの全景を見上げた。

黒と銀の塗装が施された艦体は、アストラリスより全長コンパクトだが、逆に鋭く、速そうな印象を与えていた。


貴志が艦を見ながら、優しくも意志を込めて呟いた。

「これがルミナスか…小さいけど、鋭い感じがいいな。俺たちの新しい相棒だ。みんなで強くしてやるぞ」


ルナがドックで跳ねながら言った。

「お兄ちゃん、かっこいいね! ルミナス、速そうだよ! ドローン隊を操って飛ばすの楽しみだなぁ。しばらくこの艦が私たちのお家だね!」


キャスがルナの隣で笑顔を見せた。

「うん、ルナちゃん。アストラリスとは違うけど、なんかワクワクするね。私、早く慣れて戦いたいな。新しいお家、楽しみだよ!」


アスが二人に近づき、穏やかに応じた。

「ええ、そうね。慣れない艦かもしれないけど、私たちが一緒なら、すぐに強い艦にできます。ルミナスを、私たちの家族にしましょう」


貴志が全員を見渡し、優しい声で、しかし艦長としての威厳を持って言った。

「そうだな、みんな。アストラリスでやってきたことを、このルミナスでもやる。俺たちの絆があれば、どんな艦だって最強になる。5日後の作戦に向けて、準備を始めるぞ。いいな?」


ルナが拳を握って叫んだ。

「お兄ちゃん、やるよー! ドローン隊で海賊やっつけるんだから!」

キャスが笑って頷いた。

「貴志さん、私も頑張るよ。ルミナスでも、みんなと一緒に戦うんだ!」


アスが貴志に目を向け、微笑んだ。

「艦長、私もリンク準備を急ぎます。ルミナスでも、あなたのそばで戦いますよ」


貴志が笑顔で全員に頷き、ルミナスのタラップに足をかけた。

「よし、みんな。新しい艦で、新しい戦いだ。ルミナスを俺たちの力で最高の艦に仕立てて、海賊や向かってくる敵をぶっ潰してやるぞ!」


メンバーは笑顔で頷き合い、ルミナスに乗り込んだ。新しい艦への期待と、これからの挑戦へのやる気が溢れる瞬間だった。


アストラリスから離れる寂しさはあったが、貴志の優しくも力強い言葉と、チームの結束が、ルミナスでの新たな一歩を明るく照らしていた。

アストラリスでの和やかなやり取りから、ルミナス受領時の今後の希望と意気込みを描きました。

次話では、ルミナスの整備や過去を描いていきます。

ご期待ください。

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