第10.5話:幕間 この世界の傭兵について
本日2回目の投稿です。
この世界の傭兵や世界観の説明で、順次追加できればと思います。
※表題を章から話に変更しました。
「傭兵制度」
この世界の傭兵制度は、他の世界と異なり、ランク(ゴールドとか、金級とか)のような制度はありません。
基本、傭兵は軍所属となり、戦果を上げると、功績を評価され「特務〇〇(〇〇は軍の位)」を任官していきます。なお、傭兵が任官する「特務〇〇」は軍の位の1段下位となり、例えば「特務中尉」なら、正規軍での「少尉、相当」扱いとなります。また、給料も「少尉、相当」で支給されますが、自前の艦の維持費までは出ないため、様々な依頼を受け、成功報酬を得ないと生活はかなり厳しい状態です。
任官後も、基本傭兵との活動を行い、傭兵酒場等の掲示板の依頼を受け、各傭兵の理念や行動計画によって独自に行動します。よって、通常時は正規軍の統制下には入りません。しかし、他国との戦争や、大規模作戦が発動された場合は、必要に応じて軍より指名を受け召喚されますが、「特務〇〇」を任官しているため、指名を受けた際の拒否権はありません。
拒否権がないことから、任官を拒否し、無冠のままの傭兵もいますが、軍からは無冠の傭兵として蔑まれ、待遇は悪く、行動次第では海賊扱いされてしまいます。逆に、無冠の傭兵で軍に不満を持つ者、より高い報酬を得たい者が海賊になっていきます。
なお、傭兵は軍の所属であるため、他国の傭兵との掛け持ちは出来ません。見つかれば、スパイとして投獄されてしまいます。
「その他」
〇傭兵登録場
各惑星の宇宙港又は、ドック近くに必ずあり、運営、出資は軍が行っています。貴志がこの世界に来て、傭兵として登録した場所となります。
〇傭兵酒場
傭兵登録場に併設される、いわゆる酒場。他の世界ではギルドと呼ばれている場所。こちらも軍が運営し、主に傭兵や軍人が利用するが、民間人や商人も利用する。軍が出資者だけあって、安く、ボリュームがあって旨い。
傭兵達は、飲食が主目的でもありますが、情報収集や任務依頼用の掲示板の閲覧のためにも来ます。 任務を受ける際は、傭兵酒場の依頼用専用カウンターで受領、完了報告をします。また、カウンターの係員は男女均等にいますが全て軍人です。ギルド嬢とラブラブ、なんてことは出来ません。
傭兵掲示板は、傭兵に対する依頼掲示板で、民間人や商人、軍も依頼を掲示します。依頼内容は「海賊掃討」「遺跡探索」「輸送船護衛」「物資購入」など様々です。
敵側の艦船もこれから順次登場します、改めて幕間として追加していきます。
合わせて、ご期待ください。




