1ー1
パリーン!!
窓ガラスが割れた音に2年4組の前の廊下にいた生徒は驚いて、窓ガラスを見た。
生徒の視線の先には割れた窓ガラスと、4人の生徒が映っている。
「やべぇ、また割っちまったよ!! 笑」
バットを杖にして割れた窓ガラスを見て笑っている少年の名前は水越蓮。
窓ガラスを割った張本人だ。
身長160、髪型はツーブロックでバスケをしていて…うるさい。
いつも窓ガラスを割るのは蓮だ。
「ばっかじゃねーの蓮、何枚目だよ。笑 」
蓮のことを笑っているのは五十嵐善。
身長は蓮より高くて167、髪型はマッシュでサッカーをしている。
以外と真面目な方だ。
「割った数なんて数えてねーよ!!笑」
「本っ当、こりねーな。笑」
そんな2人の会話を聞いている2人の少女がいる。
花崎春と柏木愛だ。
春は身長150、髪型は綺麗なロングでバレーをしている。
とてもおっちょこちょいで、蓮にからかわれている。
愛は身長155、髪型はショートでテニスをしている。
いつも冷静で、この4人の中でリーダー的存在だ。
「 また俺怒られんのかよぉー…。」
蓮は割れたガラスを見て口を尖らせて言った。
キーンコーンカーンコーン
「 とりあえず、教室入ろうね。」
春は愛と教室に入った。
「 まぁ、しょーがないよね。笑」
善は蓮の肩をぽんぽんっと叩いて笑いながら教室に入って行った。
「 はぁ…」
蓮は善を見ながら肩を落とした。