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第七話:謎のメイド ビレス

さて、と…

母親の説得でめっちゃ疲れるっていうハプニングが起きたけど、

休むわけにはいかないからな。

俺のチート冒険のためには!

………うわっ…だせぇ…。


ってか裏庭ってどこだろ?未だに家の外に出たことがないんだよね。

母親に聞くのは…ないな。

誰かメイドさんあたりに聞けばいいかな?


うーん。誰がいいかなぁ…あっビレスさんがちょうどそこにいる。



「ビレスさーん!」


「あらどうしたんですか?まさき様。」


「あのさぁ。裏庭ってどこ?」



くらえ!上目遣いと首傾げ!

…知ってるよ?キモイことぐらい。



「う、裏庭ですね?それでしたら玄関をでて、・・・…して…」




でも、俺の容姿はいいのかこれは良く効くらしい。




「聞いてますか?」


「聞いてる聞いてる。」



全然聞いてないけどちゃんと聞いてるんだよな俺。

何言ってるかわからない?大丈夫。俺もだ。

まぁ何でそうなるかっていうのはまた後で。



「…まぁいいですけど、裏庭なんかに行って何するんですか?」


「んっとー。ちょっとお外に出てみたいなーって。」


「そうですか。でしたら私も着いていきましょう。心配ですし。」



たかだか裏庭に行くだけで何が心配なんだよ。



「できれば一人で行きたいんだけど?」


「ダメです!何かあったらどうするんですか!」



どうにかできないもんかなぁ…



「男の子だから一人で行きたい気持ちは分かりますけど…。一人で行くことは認められません!」

「でも…「ダメです!」

「いy…「ダメです!」

「だっ…「ダメです!」



うん。無理だな。ここまで頑なに拒否されるとはおもわなんだ。

これ以上なにか言うと、外に出してもらうことすら無理になりそうだ。


ん、まぁ最初だし一緒に来てもらってもいいか。どうせ、見て回るだけのつもりだったし。



「…分かったよ。じゃあ一緒にいこっか。」


「畏まりました。」



はぁ…また疲れた…。


というかこんなに言われてしまう裏庭ってどんなところだよ。

まぁたかが裏庭だし別に危険なところなんてあるわけないっしょ。


そんな風に考えていた時期が僕にもありました。

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