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盗賊無双(倒す的な意味で)

俺は今走っている。


もちろん力は抑えて『車よりちょっとはやいかな~』ぐらいの速さで。


・・・なに?


十分速い?


気にスンナ。ハゲるぞ。


ん?何で走っているかって?


そりゃお前・・・悲鳴が聞こえたからだろ?悲鳴とかマジテンプレ。フラグの予感!


・・・まあ、俺じゃフラグとか立たないけどね。


そんなこと考えている今も走り続ける。



・・・あ。これってさ。


やっぱり正体かくして登場したほうがいいのかな?なんか正義のヒーローみたいな?


・・・すいません。本音はネタやりたかっただけです。


だって、ロ○・ストールの真似したかったんだもん。


颯爽と現れて、颯爽と敵を倒し、颯爽と消える。


まさにヒーローやん。


いいなーいいなー。俺もあんなヒーローなりたいなー。



・・・よし!じゃあ、正体隠して登場しましょか。


ロ○の格好だったら顔とかすぐにばれるし、どうすっかなー。


『破面化』したときの仮面みたいなので顔はごまかせるかな?いや、華蝶仮面も捨てがたい。


・・・普通に仮面で行くか。


んで、格好は・・・暁のやつよくね?


あの黒地に赤雲の模様が描かれた外套ってなんかかっこよくね?


・・・・・・よし決定!この二つだな。


俺は『仮面』と『暁の服』を『よろず創造』で作り出した。


もと着ていた服は『倉庫』を創りそこにいれ、移動しながら着替えた。


傍から見たら一瞬で服が変わったように見えるだろう。


んで、この『仮面』を付けたら――


「はい、一瞬にして不審者の出来上がりー」


・・・だめじゃね?



そんなくだらないことしながら走っていると、少女とその少女をかばっている人二人とその周りに20人くらい柄の悪そうな連中がたたかっていた。距離が離れているので、読唇術を使って会話を再現してみる。


「くっ!」

「セラスさん!」

「お嬢様!早く逃げてください!」

「いや!セバスさんとカリアさんをおいて逃げることなんてできません!」


なにやらもめているな~。お?あの女の子かわいい。そんなことを思いながら見ていると、柄の悪い連中の一人に、『セラスさん』『カリアさん』と呼ばれていたうちのどちらかが腹部を刺された。


「ぐあっ!」

「セラスさん!」

「へへへ。これであと一人だな」

「ぐふふ。ああ、そうだな。そこの嬢ちゃんとネーちゃんかなりの上玉だから、あいつらにはさぞかし高く売れるだろーな」

「ははは。ちげーねー!」

「っ!」


キーン(剣が弾き飛ばされる音)

ヒュンヒュンヒュン(剣が空を飛ぶ音)

ザクッ(剣が地面に刺さる音)


どうやら刺されたのは『セラスさん』のほうらしい。


・・・あいつら?


・・・・・・たぶん異世界にありきたりな『奴隷商人』というやつらだろう。


そんなこと思っていると、たぶん『カリアさん』の剣が飛ばされた。まあ、そりゃ5人連続で裁こうとすんのは無理があるわな。



そろそろか。


「げへへ。これでおw――」



「まてーい!」



「ああ?何だぁ?」


よし!ここでロ○風に――



「力と力のぶつかり合う狭間に人、己が醜い欲望を満たさんとする者よ。その行いを恥と知れ!それを外道と言う!」



なんか違う気がするが確かこんなもんだったような気がする。


「だ、だれでぇ!」


「貴様に名乗る名はないっ!」


そう言って、まず目の前にいた3人を蹴りで沈める。回し蹴りでドドドーンと。


「くそっ!お前一人でこの人数に勝てると思ってるのか!?」

「もちろん!」


即答してやった。


そしたら、左右から俺を挟むように剣を振るってきた。俺はそれをしゃがんでやり過ごす。剣を十分に扱えていない2人は、遠心力に負け、互いのわき腹を半分くらい切断した。


「「ぎゃー!」」


うるさい野郎の悲鳴が上がる。野郎の悲鳴とかマジ耳障りなだけだな。


なんか、めんどくさいんで早速チート技使います。


つってもこれ、本来ロボットの技なんだが・・・。おおっと、あの人たちに結界を張らないと。適当に『アル○ミスの傘』みたいなやつでも張っておくか。


「エンゲージ・・・」

「ディス・レヴよ、その力を解放しろ!」

「テトラクティス・グラマトン・・・!」

「な、なんだ?」

「さあ、時の流れを垣間見ろ!」

「う、うわぁ!」


「アイン・ソ○・オウル!デッド・エ○ド・シュート!」


キュピーン

ドドドドーン


ヒョワワワワワ!ヒョワワワワワ!

バドンゴドン!バダンゴドン!バドンゴドン!

チュウィウィウィウィウィウィーーーーーーーーー!

チューン!

ヒュインヒュインヒュインヒュインヒュインヒュインヒュインヒュインヒュインヒュイン


ヒョワンヒョワンヒョワン


ヒューーーーン・・・



・・・おほぅ。やば、やりすぎた。賊どっかに消えた。つか、近くにあった木とかも消えた。


つか、これ。どうやって発動したんだ?


たぶんだが、魔力を使ったのはわかった。発動したとき、体からなんか抜けるような気がした。


でも、疲れとかはない。腹も減ってない。・・・これさっきもやった気がする。


とりあえず、襲われていた人たちのところに行くとしますか。


おおっと『アル○ミスの傘』を解除しないと。


「怪我とかないか?」

「え?・・・え、ええ、はい」

「わ、私も・・・あ!セラスさん!」

「ぐっ・・・ぅぅ・・・」

「・・・あ」


いま「・・・あ」って言ったよね。『カリアさん』言ったよね!?この人完全に忘れてたよね!


まあ、俺も忘れてたけどっ!


「ああ、じゃあ『べホイミ』!」


ほわぁん


「「「!!??」」」

「き、傷が・・・」

「な、なおった・・・」

「ばんなそかな・・・」


・・・おい。いまお前完璧にパクッタヨネ?


え?


誰のってか?


そら、ソントクンのネタだよ!『ばんなそかな』はソントクンのネタだよ!



・・・すいません。


つい興奮してしまいました。


「っ!?そういえば、き、貴様は誰だ?」

「誰だって・・・」

「!!そ、そうです!貴方は誰ですか?それと、その仮面はなんですか?」


誰ですかって・・・。


・・・あ。そういえば俺、いまメッチャ怪しい格好してんジャン。


あー、どうしよう?



・・・しょうがない。なんか癪だが、仮面ははずすか。


カパッ


「「「!?(うわぁ・・・すごく美形・・・)」」」

「これでいいか?」


ん?・・・なんか3人とも呆けているな。


・・・そうか!俺の顔があまりにもひど過ぎてかわいそうに思っているんだな!(←自分の顔を見ていません


とりあえず自己紹介するか。


「あ~、俺は霧谷 凌矢だ」

「え?・・・あ、ああ。わたしはカリア・ブラッドソンだ。 キリヤって珍しい名前ね」

「わ、私はアルネイル・バーリアンです・・・。 ホント珍しいですね」

「ボクはセラス・アンラージだよ。ちなみに性別は女。 うんうん」

「えーっと。カリアさんにアルネイルちゃんにセラスさん。キリヤは苗字でリョウヤが名前だ。リョウヤ・キリヤってとこか」

「何で私だけ“ちゃん”ずけ?・・・アルって呼んでください。へー、キリヤって言う苗字も珍しいですね」

「あ、僕はセラスでいいよー。なんか“さん”って堅苦しいし。 うんうん」

「わたしもカリアでかまわない。 確かに」


・・・おふぅ。僕っ娘ですか。だが、生憎俺はあまりぐっと来ない。


容貌はカリアが、銀髪でメガネをしてて、いかにも『できる女!』って感じだ。


アルちゃんが、金髪でどっかのお嬢様みたいな感じ。でも、見下す視線とかそーゆー人特有のものは感じられない。


セラスが、短髪青髪で、いかにも『ボーイッシュ!』って感じ。


まあ、みんな美少女美女だが。


「あ!お嬢様!そろそろ戻らないと」

「え?もうそんな時間ですか?」

「はい。集合時間まで後十分です」


どうやら、他の仲間がいるらしい。


・・・お嬢様?



――技説明――


『アイン・ソフ・オウル』はディス・アストラナガンの必殺技です。


ディス・アストラナガンは『スーパーロボット大戦シリーズ』に登場する架空の機動兵器です。


『アルテミスの傘』はガンダムSEEDのあのあれですw


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