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街はいずこに

グラ○モス見たいなやつを倒した後、俺は火山の出口を目指して歩いていた。


「つっても、出口がどこにあるかわからないけどなっ!」


・・・誰も突っ込んでくれないからさびしい。だからこれからは自重しよう。


そういえばさっき思い出したんだが『グラ○モス空間制御して倒せばよかったんじゃね?』と考えた。思い出したときは


orz←


こんな感じになったが、いまさら悔いてもしょうがないと開き直った。



それにしても、さっきから1時間近く歩いているが、まったくと言っていいほど出口にたどり着かない。


「はあ、こんなときモン○ンみたいに地図があったr――」


『てっててー♪』


・・・また お ま え か !


『よろず補助が追加された!』


・・・よろず補助?


名前からするに、いろんのことで補助してくれそうな気がするが・・・。


【説明しよう


 1、世界地図

 その世界のあらゆる都市や街、果ては竜の棲む山までこと細かく記された地図。『オープン』と頭の中で唱えれば頭に情報が入ってくる


 2、瞬間記憶能力

 読んだもの見たものを瞬時に理解、記憶することが出来る。技なども、身体能力が高ければ高いほど熟練度が上がる。本などは、ページを視界に一瞬でもおさめるだけで記憶する。所謂『速読』。一度記憶したものは忘れない


 3、言語・文字理解

 どんな国の言葉や文字であろうとも理解できる。たとえ方言が入っていても、言葉である限り理解が可能。動物や魔物などの言葉も理解可能


 4、応用

 上の説明のものえお応用することによって、あらゆる者と交友関係を築くことが可能。空間移動魔法を唱えるとき、世界地図を頭に展開させてると、指定した場所に瞬時に飛べる。


     以上で説明を終わるとしよう】


・・・またなんかすごいチートキタ――――――――\(゜∀゜)/!!!!


もはやなんでもアリっすね。ここまできたら逆にすがすがしいね。


でも、正直この能力はありがたい。まず『世界地図』。これがあるおかげでどうにかこの火山から出ることが出来そうだ。それに、迷ったときにも役に立つ。・・・その前に、迷子にならないか。


次に『瞬間記憶能力』。どこの某インさんだ!っていわれそうだけど、正直あれよりすごい。だって、技もコピーできるんだぜ?それにいまの俺の『身体能力』は常識をギリギリアウトしたぐらいだ。熟練度とか、もうやばいことになるのは目に見えている。んで、この『速読』もうれしい。元の世界では小説だけでなく、図鑑や伝記、辞典などいろんな種類の本が好きだった。1日に1冊は読まないと落ち着かないくらいに。所謂『活字中毒』ってやつかな?


で、最後に『言語・文字理解』。俺も来た時『ここの人と会話できんのかな?』と思っていたのでありがたい。それに、文字もかけるようになるようだ。『動物や魔物とも会話できる』と説明で言っていたので、ことを穏便に済ませることが出来るかもしれない。出来れば使い魔とかも欲しいしね。


んじゃ、まず出口までひとっ走りしますか。



   ―――5分後


・・・まさか目覚めたところの真後ろに出口があるとは思わなかった。


「いままでの俺の苦労はなんだったんだ?」


まあ、実際は疲れてもいないし、腹も減ってないけどね。・・・なんでだ?


疲れないのはわかるよ?チートボディだしね。でも、何で腹が減らないんだ?結構いい時間だと思うが・・・。まあ、細かいことを気にしても仕方ないか。(←細かくありません


そんなくだらないことを考えながら火山の外に出てみたら――


「今度は空気がきれいな森ですかっ!」


森だった。


木、木、木。


どこを見渡しても目に映るのは木だった。それも結構高い。


「なぜだ・・・なぜなんだーーーーーーーーー!」


とりあえず叫んでみた。


エコーがすごい。なぜなんだーーーーーーーーー!なぜなんだーーーー!・・・んだーー!・・・・・・だー!


しかし、森に変化はなくとりあえずそこらへんを歩いてみることに。


いきなり『世界地図』を使って街を目指さない空気の読める男、凌矢です!


・・・あ、ちなみに俺の名前は霧谷きりたに 凌矢りょうやだ。


特技はなし。趣味は読書、ゲーム。


・・・え?


そんなこときいてないけどね?


うっせいわい!


いいでしょ!俺が自己紹介したって!


・・・冗談はこのくらいにして。


「ここに食料とかないかなー」


いくら腹が減っていないからといって、これから腹がすくかもしれない。いや、すくだろう。


ということで、食べれる食料を探していたわけだが――


「どれ食えるかわかんねぇ・・・」


そう、どれが食べれてどれが食べれないのか見当が付かなかった。元の世界では、図鑑を読んでいたからある程度の植物は知っていたが、残念ながらここは異世界。見たことがあるようなものから、まったく見たことのないものまでいろいろあった。


「ああ、こんなときに食用なのかどうか見分けるこt――」


『てっててー♪』


・・・もう、なんかなれた。


『鑑定師スキルを手に入れた』


・・・なんとなく名前でわかった。


【説明

 

 いろいろなものの詳細を確認出来ます。生き物に向けて発動した場合、対象の強さはランク分けして表されます。

 ランクはG~EX+までに分けて記されます。その上に『測定不可能』というものがあり、これは魔神級~神級が全力を出した場合に表示されます。


     説明終わり】


・・・結構便利だな。つか、便利過ぎる。


なにこの『生き物に向けて発動した場合、対象の強さはランク分けして表されます。』って。


相手の能力わかるとか・・・反則もいいところだなオイ。



・・・ただひとつだけ『もしかしたらそうなんじゃないかな~』と思うことができた。


それは、この『チート』が俺が『あったらいいな~』と思った瞬間出てくるということだ。


最初のときは『この暑さ何とかならないかな~』と思った瞬間『空間を操る能力』を手に入れた。


次は『正宗を振ってみたかったな~』と思った瞬間『よろず創造』が手に入った。


んで『地図が欲しいな~』と思った瞬間『よろず補助』が手に入った。


さっきは『これ食えんのかな~』と思った瞬間『鑑定師』のスキルを手に入れた。


このことから、俺が『あったらいいな~』と思うと出てくることが予想できる。


・・・これは迂闊に想像できんな。


これ以上増えても使い道がないしな。


これ以上はなるべく『~があったらいいな~』とは思わないことにしよう。




よし、考え事はいったんここでやめて、早速食べ物w「キャーーーーー!!」!?


なんだ!?いまの叫び声は!


確かあっちの方向から声が聞こえた気がした。


・・・とりあえず行ってみるか。


俺は声が聞こえた方向に向かって走っていった。

ひどいひどいひどい~


まあ、突っ込まないでください。

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