火山ってお前・・・
さて、無事到着したわけだが――
「ここどこだああああああつあつあつあっつぅぅぅぅ!?」
いきなり火山!?
つかなんで?!普通、草原とかどっかの町の近くとかじゃねぇーの!?
おいおいおい!俺暑くて蒸発しちまうぞ?
どうしよう?どうしようか?ああ、こんなときに【空間】を自由に使えれば暑さをしのげ――
『てっててー♪』
!?な、なんだなんだ!?敵襲か!?
『空間を操れるようになった』
・・・は?
いやいやいや!まてまて!おかしいだろ!?何この頭の中に流れてきたログ?いきなり『空間を操れるようになった~』とか言われても反応に困るよ?
ん?なんか使い方が頭に流れてきて・・・なるほど。
「えーっと、なになに。『空間を認識。使用者の周りの気温を22度に固定。空間制御開始・・・制御完了』」
頭の中で、自分の周りに膜ができるように想像して、その内側の空間を22度に保つように想像した。そしたらあらびっくり。あっとういまに快適空間に。
「なにこれマジ便利」
他にも使い方が流れてきた。
【空間の使い方
1、攻撃方法
敵の周りに超重力を発生させ、敵を圧死させる。ただし、それには使用者の魔力が相を 上回っている必要がある。
2、倉庫
自分独自の空間を発生させ、そこに新たな世界を発足させる。倉庫や、修行の場所として使うことが可能。空間は何個でも発生させることが出来る。
3、空間制御
自分の周りの空間を制御し、他の人に見えないようにしたり、攻撃を無効化できる。ただし、無効化できる攻撃の威力は、使用者の魔力と精神力によって大きく変わる
4、上の応用
上の項目を応用することで、特定の物体の時間を早くしたり遅くしたり出来る。そのほかにも、超重力を自分の任意の方向に放つことが出来る。
説明終了】
・・・ブ○ゴっすか?ブ○ゴなんすか?
いやどう考えたってそうでしょ!いや、空間とかはマ○ラとかのほうか?
いや、それにしても規格外。まあ、最後のやつは大きさによってグ○ビティー○ラストみたいになるかも。
まあ、いまの俺の魔力はリミッターがかかってるから、せいぜい『おお、意外と高い』ぐらいだろう。
ちなみに身体能力にもリミッターがかかっていて、常識の範疇をギリギリアウトしたぐらいだそうだ。
・・・え?
アウトしたらだめだろ?
俺もそう思う。
まあ、そんなところだな。ちなみにここはどこからどう見ても火山だった。なんか、モン○ンの火山に似てると思ったのは秘密だ。
「ふぅ、とりあえずでぐち・・・を・・・」
・・・おうふぅ。なんかモンスター出てきた。しかもマグマの中から。なんかグラ○モスに似ているが翼がないところを見ると違うだろう。代わりに、ティラノサウルスみたいな腕が生えてた。
「GYAOOOOOOO!」
やべっ!もろ目が合った!したらなんか咆哮上げてきた!・・・俺ピ~ンチ。
「って俺のばか早く逃げないとっ!」
だが時既にやs・・・おそし。グラ○モスみたいなやつはこちらに向かって突進してきた。ベン・ジョンソンも真っ青な速度で。
「ああ、これ終わったな・・・」
ああ、せめてセフィ○スの愛刀【正宗】を振ってみたかったな。そんなことを思っていると――
『てっててー♪』
!?またか?なんなんだこの気の抜ける音楽は・・・。
『よろず創造のスキルを手に入れた』
・・・はぃ!?創造ってどこの卑屈主人公だよ!
まてまてまて。もちt・・・落ち着け俺。そうだ、素数を数えるんだ。4,6,8,9,10,12,14・・・素数じゃない!しかも全部!
【せつめい
いろんなものを創造できます。創造なんでオリジナルなチートのものも創造できます、まる
せつめいおわり】
てきとーだああああああぁぁぁぁぁぁ・・・・!!
何この適当感!説明するきねぇーだろ!つか、何でさっき美人のおねーさんみたいな声だったのに、いまのは幼女の声だったの!?もう、分けわかんない!
「・・・落ち着け俺。いまは目の前に集中しやがれ」
そうだ。いまもあいつはこっちに向かって絶賛突進中だ。こうなったら、一か八かやってみるしかない!
「俺はやるんだ!『創造。対象は使用者の記憶にある正宗。創造開始・・・創造完了。Creation!!』」
俺は、頭の中でセフィ○スが使っていた正宗を想像した。そしたら機械的な声とともに俺の目の前に正宗が現れた。
「・・・軽い」
一見2m以上もある超重量な武器に見える。だが、実際持ってみると羽のように軽かった。なぜ、セフィ○スがあんなに軽々振り回せるかわかった気がする。
「とりあえず・・・やってみますか」
ヘラクレスは俺の知っている技なら使えるといっていた。だったら――
「居合い切り・・・!」
そう言って相手に斬撃を飛ばす。何発か当たったがそれなりに効いたようだ。グラ○モスみたいなやつは、痛みに悶えて動きを止めた。
よし!次で決める!
「これで終わりだっ!――八刀一閃」
グラビモスみたいなやつにセフィ○スの技の中で一番好きなやつをお見舞いする。リミッターはかかっているが、いま、俺が出せる全力の力で。
キィン
ズサズサズサズサズサズサズサズサッ
グラ○モスみたいなやつはあっけなくバラバラになった。
「またつまらぬものw(ry・・・」
とりあえず命の危機は去った。ありがとう正宗!
・・・あれ?正宗が消えない。どうしてだ?
・・・もしかして永久に顕現?
「とりあえず『倉庫』を創ってそこに入れるか」
俺は『倉庫』を創ってそこに正宗を入れた。とりあえず能力のことは後回しだ。そんなことより――
「これ・・・どうしよう?」
そう、俺が正宗でバラバラにしたかつて生き物であった『モノ』が俺の足元に転がっている。殺したときといい、今といい、吐き気とかはない。
「う~ん、モンスターがいるくらいだから、街とかに行ったらギルドとかあるかもな。・・・一応持っていくか」
俺は『倉庫』を創ってそこにモンスターを入れた。どうやって入れたかって?なんか地面に『倉庫』の入り口発生させるように想像したらできた。
ちなみに、倉庫の中では時間が経過しない。だから食べ物が腐ったり、刀が錆びたりする恐れはない。
「とりあえず出口探すか・・・」
俺は、火山の出口を目指して歩き始めた。
チート覚醒!
もう何でもあり!
だからチートとか文に関しての非難はやめてね!