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俺はそう「未来」


「それではゴルフ会場で与党議員がお待ちになっておられるので官邸へお戻りください」


悪気なき平坦な声で秘書は話している。俺は心底信じられなかった。艦隊が襲来しているというときに政府の重要なキーパーソンがゴルフ大会など、世間一般からしたら日本の安全に対する冒涜だ。流石にあり得ないだろうと俺は


「いや、ゴルフ大会はキャンセルだ。分からないのか?今ニュースで浦賀沖に謎の艦船4隻が来航しているという情報が報道陣から届いているのだぞ。日本の安全責任を背負う私がこれについて知ることは国民の安全を保障するという役割を担うのだ。今すぐにでも行動せねばならない。」


と秘書の言葉を一蹴した。すると、秘書は先ほどより明らかに低く冷たい声で

「あ、そうですか。わかりましたぁ。勝手にしたらどうですか?私『そういうの』に興味がないので」

といい、長々と話していた秘書が突如通話を切断した。俺は

(こんなやつを秘書にしているなんてどれだけ脳が無いんだ、、、。)

と前任の総理の知能を卑しめた。


俺は与党議員に見せる顔を失ってしまったので、さっきの計画通りに浦賀へ行くことにした。

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