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すれ違い1

久しぶりの投稿...

アクセス1000、ユニーク400、ポイント70突破しました!

ありがとうございます!

 ディーモとの長い戦いが終わり、僕達はベルシアス王国へ来ていた。

 僕はもうくたくた。疲れまくった。久しぶりにちゃんと運動をしたって感じだ。

 腕は回す度にぐいぐいと痛みを感じ、足も歩いていたら一歩一歩ズキズキと痛む。

 筋肉痛にしては痛すぎるような気もする。

 ちなみに、王国に行くのはメリナのチーム登録をするためだが、メリナは人間の街が初めてだったから、入国する時から緊張しているようだった。

 口に手をあてて、その手は少し震えていて。少し大丈夫か心配になってくる。やばそうだったら、その時はその時。

 それでもメリナが今でも心配なので近くに寄ってあげた。

 エルフは特徴的な髪と耳があるから、フードでとりあえず隠した。

 少し歩いてギルドに着いた。

 久しぶりにこのギルドのドアを開けるなぁとか思って懐かしさを感じていた。ドアベルが鳴る。

 そして僕達「チーター」が中に入った瞬間。


「「「うぉぉぉぉぉ!!!」」」


 大きな歓声が上がった。

 その中にはバルカス達もいた。


「先輩! 帰ってきたんすね!」


 ああ、ディーモのことは知られていないようだな。


「まあな」


「またまた、新しい女連れてきて...それで、仲間登録に?」


「まあな」


 バルカスはメリナに気づいたようだ。メリナは自分のことだと分かったのか、ドキッとしてまた緊張が増したようだった。


「で、夜はしっかりと?...あ、先輩は"さすがに"避妊をつけてやっているんすか?」


 それを聞いて僕は少しムキになってしまった。


「ば、馬鹿っ...僕だってヤるときは覚悟決めて、結婚前提にして生でやらぁ!」


めっちゃくちゃ恥ずかしいことを大声で言ってしまったのだ。しかも、子供っぽいこと言っちゃった。その瞬間、僕は頬を真っ赤に染めた。

ギルド内は大笑いに包まれた。


「「「ぶっ...ハハハハハ!!!」」」


 ...早くこんなところ出てやるっ。とか言ったのに、それからバルカスに止められていろいろ話すことになった。

 バルカスはCランク冒険者からBランク冒険者になったらしい。

 僕は、大樹を調べ、中にあったダンジョンを攻略したと言った。決して国のことは言わなかった。

 それを聞いた冒険者達は一斉にギルドを出て、神聖の大樹へと向かった。

 馬鹿だな。あいつら、ダンジョンのボスはSランクだぞ。少し笑いながら思ったのであった。

 するとギルド内はガランとした。静かになった。さっきまで賑わっていたのが嘘のように。


「じゃ、僕達もそろそろ行くわ。またな、バルカス」


「ああ、また」


 そしてギルドを出た。そこからは新しい服を買おうと思い、服屋によった。シェルとメリナとはとても気まづかった。金はと言うと、冒険から帰ってきたら、僕らが冒険の途中で色んな依頼を達成クリアしていたから、大量の金を貰った。

 特に、大樹調査は大金だった。エルフの国のことも言っとけばもっと金が貰えた気もするが、それはやめといた。

 二人は金があると聞いて、目をキラキラと輝かせ、服を熱心に見つめて、頭をかいたり手を顎にあてながら考え込んだりと凄い集中していた。

 さらに、気まづい雰囲気を治すため「なんでも買ってやる」を付け加えると、その行動は激しさを増した。

 何時間か決めるのに時間がかかった後、二人はやっと決まった! と自信満々にそう言ったのですぐに買ってあげた。

 凄く喜んでくれた。

 これでギルドで言ったことを忘れてくれたら嬉しい。

 その夜は皆でバーへ行き、とにかく飲んだ。(僕は飲んでない)これで絶対に忘れたろう。


 翌日。僕の筋肉痛は少しづつだが、治っていた。

 僕はシェルとメリナを急いで起こして、ギルドへ向かった。今度は前みたいに森をふらふらするのではなく、しっかりと依頼を受けようと思った。

 依頼はそれぞれF、E、D、C、B、A、Sランクと順に並んでおり、Fランクはそのランクに合わせ、薬草採取や、迷子の子探しなど簡単なものばかり。迷子はちょっとムズいかもだけど。そしてEランクとDランクは魔物、魔獣の調査など。Cランクから、魔獣討伐や迷宮調査、もう完璧だが、神聖の大樹調査など。

 そして、Sランク...魔物、魔獣討伐はもちろん。調査もある。しかし、それらは全てSランクからしたら、簡単すぎるものばかり。魔王討伐などもない。なんなら、魔王が存在するかもまだ僕は分からないんだし。

 じろじろと念入りに見つめて探してみても、何も無かった。

 Sランクに丁度いい依頼など...無いのか。

 とりあえず適当に魔物、魔獣討伐全クリ目指すか。

 僕は魔物、魔獣依頼の紙を全て持ってった。

 ギルドから出て、街中を歩きながら依頼書を見ていた。まるで歩きスマホのように。

 内容を見る限り、全てBランクからAランクの魔獣ばっかりで、魔物という魔物はいなかった。

 依頼の内容を見ていると、カオス族という、カオスなステータスの魔獣などもいる。そいつらは全部Aランクと記されていた。

 AランクでもSランクに相当する場合もあるから気をつけろとも書いてあった。

 こういうのをSランクに貼れよな。まあ、丁度いい。カオス族の討伐に行きますか。

 といっても、カオス"族”ってことは、魔族なのかな?でも魔獣と書いてあるし...まいっか。

 歩いていると、ドカッと人にぶつかってしまい、申し訳なく謝った。そこで歩きながら読むのはやめた。

 その時、僕の耳にこんな言葉が聞こえた気がした。


「マキ・マサハルさん見ませんでした?」


「いいえ。見ませんでしたけど...」


 その声はまるで翻訳とかではなく、綺麗な日本人の声のようで、聞いたこともない声だが、これから何かが起きそうな雰囲気を出していた。

 それは僕の左耳から入ってきて、右耳からするりと抜けていった。

 だから、気のせいかと思い、何も聞いてなかったのように歩き続けた。


 今回もすぐに国を出ることになった。

 目的地の情報を見ながら地図にそって歩いていた。

 まず、カオス族とはモナモナの森には存在しない。カオスヌー森林というまさにカオス族が出そうな名前の森だった。


「カオス族ってどんなのがいるの?」


 メリナが訊いてきた。

 王国から出たらメリナは緊張している雰囲気もなく、いつも通りになった。今もそんな感じで、僕と普通に話をしている。


「んーとねっ、族って言うけど魔獣みたいだよ」


 ほんまかっ!?と少し驚きを見せるメリナ。

 シェルはもともと知っていたのか、何も言わない。


「ここから...二十分くらいかなー」


「えー」


 二人そろって「えー」と言われても、二十分くらい我慢して欲しい。僕の登校時間と同じだぞ! と言いたいけど、そんなこと言ったって二人は分からないだろう。

 いや、シェルは分かるか。多分学校行ってるんだし。てかそれならメリナも分かるか。エルフだって学校行ってるんだろうし。

 んー、異世界と現実世界...あんまり変わらないところも沢山あるんだなぁ...魔物や魔獣だって、動物みたいなものだ...違うか?いや違わない。魔族だって、外国人みたいなものだろう。とか僕はなぜか親近感が湧いていた。

 そういえば、この世界は暑さとか寒さとか感じないけど、なんでだろう?

 今この時期は秋とか春なのか?それとも、チート能力で感じなくなっているのか。どちらにしろ、便利ではあるな。

 優しく、暑くも寒くもない風が僕を包んだ。

 風が何かを証明でもしてくれているのだろうか?考えていたことと一致するように吹いた。

 そして、二十分歩いた。


「あっという間だったろー?」


 シェルとメリナにドヤ顔で言う。


「まぁ、もう着いたぁ...ていう感覚はあるけど、長かったなぁっていう感覚もある」


 メリナが意味のわからないことを言い出した。

 この二人、二十分があっという間だということが分からないのか!?

 意味わかないことで驚かされた僕であった。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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