新しい仲間の歓迎会
今回あんまり物語動かないので、時間がゆっくりで、文字数も少ないです。
僕のチームは僕、シェル、メリナとなり、僕はSランク、シェルはBランク、メリナはB-ランクで、チームランクA。
この世界では有名なチームだった。もちろん、僕が一番知られていて「世界最強の勇者マサハル」というシンプルな名前で名が広まっていた。
ちなみに、チーム名は「チーター」シェルと組んだときに勝手につけられた名前だ。
本当にシェルは自分勝手で、その美人顔が勿体ない!
さあ、今日はこの新チーム結成祝いとして神聖の大樹から出て、モナモナの森にてバーベキュー中である。
シェルの炎魔法で火をおこし、森で集めた肉を焼いていた。火から飛び散る火花が足にあたり、あちちと言いながら焼きあがった肉を頬張る。
優しく燃える火から風に乗って煙が流れる。その煙は僕の顔をおおい、僕はケホッと咳払いをして、座る位置を変えた。
途端に食べていた肉の汁が口いっぱいにこぼれ、舌に味が伝わる。牛肉と豚肉が入り交じったような、少し気持ち悪い味だったが、悪くは無い。
それより、白米のことを思い出す。
食べたいなぁ...という思いが込み上げたが、何とか抑え、シェルとメリナが乾杯! と言うので僕もそれに合わせた。
彼女達は酒を飲んでいるが、僕は冷たい水。この世界では高校生くらいの年齢から酒が飲めるらしく、元中学生の僕はまだ飲めないと思う。
自分の顔を見てみると、高校生に見えるが、実際中学生なので、飲みはしなかった。そもそも、僕は元から酒なんて飲む気なかった。
シェルはぐびぐびと飲み、一杯豪快に飲み終えたあと、すぐに酔っ払い、僕に近ずいてくる。
胸を僕の腕にあてて挑発するようにHへと誘ってくる。こんな女性とは絶対にしたくないから、絶対無理と断る。メリナだったらいいけど、シェルだと酔いが収まるまで止まらなそうだし。
メリナは少量飲んで、シェルへ譲った。肉を口にして、美味しい。と言い、顔をニッコリ笑顔にする。
「うん。まあ、美味しいね!」
「私、これ好きかも」
本当は僕の口に合わない味だけど、メリナの感想に合わせる。
シェルも肉を口に入れ、美味しいレス!と酔っ払った口調で言った。
大樹の街で買った野菜なども焼きつつ、バーベキューは進む。
明日からの話をしながら
「さて、明日はメリナがどれ程戦えるか、見させてもらおうかな?」
「いいですけど、何をするんですか?」
「あ、メリナ別に敬語使わなくていいよ」
「あ、うん。分かった」
メリナが堅苦しく敬語を使うので、それを軽くやめさせ、もっと可愛くなってもらった。話し方がどんなものかも、見させてもらおう。
「で、何をするの?」
「僕と模擬戦。それと魔獣討伐。かな」
シェルの時は彼女が怖がりに怖がって逃げることしかしてなかったけど、メリナは説明も真面目に聞いてくれていた。
シェルは正直言って足でまとい。魔物や魔獣を怖がっては、飲む時は飲む。ただ遊び散らかしてるだけ。戦っているところなんて見たこともない。魔法を使うところはよく見るけど。
それと違ってメリナは本当にいい子だった。
「じゃあ、明日頑張って!」
メリナに応援の言葉を送り、いい感じに焼けた肉を口にする。美少女と食べる肉は格が違った。
「頑張る!」
メリナは可愛くそう言って、僕と同じ肉を食べる。
その夜は寝袋で体を包み、メリナが特別な結界を張ってくれた。だから、安心して眠ることが出来た。
結界は、どんな魔物や魔獣が襲ってきても、バリアみたいなもので、守ってくれていた。
気持ちのいい朝だぁ!!! 僕はそう叫んで美味しい森の空気を思いっきり吸い込む。
シェルとメリナはまだぐっすり眠っている朝早く、僕は異世界の日の出を眺めていた。
日の出は、僕の視界の緑豊かな景色の奥にある山の端から少しづつ顔を出していた。その太陽はまるで初めての目がでた花のようだった。
太陽がしっかりと見えるまで眺めていると、メリナがんぅーと体を伸ばしながら起きる。
「早いね」
おはようではない挨拶をして後、おはようと言う。
「おはよう。マサハル」
メリナの敬語と緊張感はすっきりとなくなり、もう慣れたように接してくれる。
朝の風を浴びながら、メリナは僕の隣で日の出を眺める。
「綺麗だね」
メリナから普通に話しかけてくれて僕は少し嬉しい気分になった。昨日までの彼女とは大違いだった。
「さあ、朝ごはんにしますかぁ!」
この日の朝ごはんはエルフの街で買った食パンだ。元の世界とこの世界の食パン、どっちの方が強美味しのか...!
シェルを無理やり起こし、炎魔法で火を起こさせる。食パンは少し温めた方が美味しく食べられるから、ほんの少しだけ焦げ目ができるまで温めた。
できた食パンを手に持ちながら、手を合わせて「いただきます」と言い、食パンを頬張る。
口の中でもちっとへこみ、味が口にいっぱい広がる。逆に、焦げ目のところはカリッとした食感で、やはり美味しさが良く伝わる。
「うんまぁーい」
久しぶりの食パンは元の世界と違った美味しさがあった。
気づいたら太陽はもうしっかりと見えるくらいまで上がっていた。
「さ、メリナ始めよっか」
焚き火やゴミを片付けながら僕はメリナに訓練の話をする。
焚き火を消すと、ジューと音を立てて、煙が増える。その煙はとても臭い匂いを放っていた。
「うん」
メリナは、自分の杖らしき物を持ってこちらへ向かってくる。僕とシェルはそういうの無しで魔法放てるけど、メリナは必要なのかな?と思っていると
「これ、焚き火の棒だけど?」
と言われてハッとした。よく見ると上の部分がすこし黒く焦げていて、確かに木の枝だった。
メリナはそれをぽいっと投げ捨て、素手でついてくる。
「じゃあ、まずは使える魔法を僕に打ち込んでみて」
僕は防御魔法とか使えないけど、ここは声だけ天使さんに頼めば大丈夫。
(お願いします。防御魔法下さい)
(もうこれ以上は与えられん)
なっ!!...いや大丈夫だ。
(今まで天使様にはダンジョンやこの能力のこととか、いろいろ助けられました。とても感謝しています!)
本当はダンジョンのこと以外は面倒なことばかりだったけど何も無い草原に転生させられたり、チート能力だったり、馬鹿馬鹿言われたり...でもダンジョンの時は感謝してるな。
(うむむ...)
まだ粘るか?
(天使様は神様でしょう?なら、これぐらいどうってことはないと思いますぜ?)
(ハハハ!!! そうだよな! 私は何でもできる神だ!)
と高らかに笑い、声は静かに消えてゆく。フッ...声だけ天使、煽てるだけで釣れるなんて...やはりチョロい。気づけばメリナが僕に向かって草攻撃魔法を放っていた。エルフはエルフらしく草魔法ですよね。
しかし僕はさっき得た防御魔法でその攻撃を全て跳ね返す。ピクリともしなかった。
「ええ!?それ、私の全力の魔法なんだけど!?だって、B+ランク...Aランクにも相当するくらいの魔法だよ!!!」
その魔法の凄さを伝えるためか、メリナは腕をぶんぶん振ってデカさを伝えてくれた。しかし、それがあっさりと防御され、とても驚いていた。
てことは、僕のこの防御魔法はチート級ってわけだ。声だけ天使様に感謝だな。
まあでもメリナの魔法の凄さは分かった。よぉく分かった。
じゃ、魔獣討伐行ってもらうか。
「行ってきマース!」
僕が言う前にもう出発していた。
そして数分もしないうちに帰ってきた。
「どうだった?」
「Cランクのウルフを倒してきたよ」
自信満々にそう言うので、僕はその現場へと連れられる。見てみると、狼達がつるのムチにぐるぐる巻きにされていた。
生きているみたいだけど、すごいな。全く動けそうに無さそうだ。
「よし。合格だぁ!!!」
「やった!」
これで正式にメリナが仲間になった。
六話をお届けします。
物語がどんどん生まれるのでお楽しみに。
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