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新人生は異世界チートでやり直し!  作者: よし
チート級冒険のはじまり編
4/32

モナモナの森

200pv、32ポイント、ありがとうございます!

これからもよろしくお願いします!

(現在2300pv 82ポイント)

 べルシアス王国から出発し、僕達は始まりの森。つまり、モナモナの森へ向かった。

 モナモナの森が何かって?調べたのさ、地図を見てね。この世界に来てすぐに入ったあの森だよ、あの森。モナモナの森って言うんだ。

 狼熊を倒した所。自然豊かで可愛らしい動物が沢山いたあの森。

 やっと分かってきたかな?

 まずはそこで冒険しようと思ってね。依頼とか見てみたんだけど、最近のSランクの依頼は少なくてね、とりあえずここに来たってわけだ。

 魔物、魔獣狩りでもしようかなーと思っている。

 僕は通らなかったけど、この森は入口があったらしい。前、ベルシアスに来たときは裏ルート通って近道してきたから分からなかったけど、ちゃんとした入口はあって、正ルートがあったらしい。

 入口は、木が左右に広げられ、入学式の花の門みたいになっていた。

 僕は右の木に手をあてて門をくぐる。門の奥は前に見たような自然が広がっている。設備のされていないちゃんとした自然だ。

 周りを見まわせば緑。緑。緑。


「そういえば私、前ここで狼熊に襲われたんだった...ちょっと不安...」


 狼熊...?そいつまだ噂あったのか。僕が倒しちゃったんだけどね。

 こういうのはあえて言わないのがいんだよな。


「出てきたら倒してよね!」


 ほうら、異世界の冒険ぽくなるだろう?少年は魔獣から少女を守る。異世界恋愛パターンですよぉ。

 おっと、目的からそれてはいけない。なんでもいいから強い魔物や魔獣と戦ってみたい。さあかかってこい。

 それと、シェルがどれくらい戦えるのかも見ておきたいし。

 やること決まってないし、暫くはのんびりと冒険することになるだろうな。それから、魔王とかを倒すんだ。

 今は準備段階ということ。

 さあさあ、いろいろ考えてないで、歩こうじゃないか。

 それから、豊かな自然を眺めながら森を歩いていると


「ぐギャアア!!!」


 出てきた! 魔物! 魔獣! これはなんだ?蛇に小さなドラゴンの羽のようなのがついた魔獣か。

 さぁ、シェルさんや、強さを見せてくれ...?


「イヤァァァァァァア!!!」


 蛇の魔獣よりも大きな悲鳴をあげて森の奥まで逃げていくシェル。

 へ?


「それラーザよ! ラーザ! 超危険魔獣! A-ランクの!」


 Aマイナス?...てことは、僕はSランクだから余裕ってことか。...秒殺です。


「まぁ、見てなよ」


 僕はシェルを安心させるように余裕を見せる。

 シェルはそれを聞いて安心したのか、逃げる足を止めて、こちらを見て


「そっか、マサハルSランクじゃん!」


 とだけ言って、その場にぽすんと座り込む。多分驚きすぎて僕の強さを忘れていたんだろう。

 僕はラーザという蛇の魔獣に手を向けて炎の魔法をぶち込む。


「ほいっ!」


「ギャァァァァァア!!!」


 ラーザは巨大な濃い青の炎に包まれ、黒焦げになり、灰と化して消滅した。

 やっぱり雑魚だ。

 すると


「あ、あ、マサハル?それって、あの伝説の魔法...極・恐怖獄炎フェアファイアじゃない...?」


 驚きでばっと立ち上がって僕を指さして言うシェル。

 そうか、この魔法そういう名前だったのか。


「いや、まさかね...いくらマサハルでも...?」


 その事実を信じたくないのか、シェルは首をぶんぶんと振ってポカポカと頭を殴る。


「大丈夫?次行こう?」


 僕はシェルの腕を引っ張って先へ進む。

 その後もBランクやAランク魔獣が集まってきた。その度にシェルは叫んでは落ち着き、僕の魔法がなんだとかごちゃごちゃと言ってきた。

 それで、分かったことがあるんだけど、魔獣達は僕のエネルギーに反応して集まってきているらしい。

 だからさっきからAランクやBランクの魔獣が襲いかかって来てるってことらしい。

 まあそれはそれで楽しいんだけど、いちいち森を破壊しては治して破壊しては治しての繰り返しで少し面倒くさいところもある。

 けど、それぞれの魔法の名前が知れたから、それも大きなメリットでもある。


 まず、炎の魔法は

「極・恐怖獄炎フェアファイア

 水は

「極・海溺水シードローウォ

 風は

「極・地獄暴嵐ヘルバイオレントストーム

 草(自然)は

「極・花園治癒フラワーガーデンヒーリング

 この魔法はちょっと変な名前をしていて、しかも回復魔法なんだよな。これのおかげでなんでも回復出来てるんだけど。

 そして、氷

「極・凍結氷塔フローズンアイスタワー

 これまた恐ろしい魔法で、地面から極太の氷の塔が生えるんだよ。まるで...なんでもない。

 あとは、転生してすぐに出したあの魔法は、封印していふので、聞けてない。

 それぞれ「極」がついた名前でいかにも強そうでかっこいい。シェルは全部伝説だとか言ってたけど、使えてるからそれでいい。

 僕は(多分)チート能力で翻訳されてるから、全部日本語に聞こえるし、日本語で読める。だから、魔法の名前も日本語なんだろう。読みは日本語じゃないけど。

 実際、僕の魔法はとにかく強かった。全部、古く昔に封印された魔法なんだとか。でもやっぱり、使えてるからそれでいい。

 こんなことがありつつ、森を更に進んでいると、僕達と同じ冒険者に会った。


「おう、冒険者じゃないか! お前らもこの森の神聖の大樹について調査しに来たCランク冒険者か?」


 と訊かれた。

 ここでSランク冒険者と言うと面倒くさいことになるのは目に見えているので、ここはあえてCランクと言う。


「はい。僕達もCランクです。同じような調査をしています。」


 シェルが後ろで手をギリギリと握りしめて何か言いたそうにしてるけど、無視。我慢してもらおう。

 それで、Cランク同士仲良くやろうぜとなったのだが


「それでな、少し頼みたいことがあるんだぜ、手伝ってくれねぇか?」


 手を擦り合わせてお願いポーズをしてくる。彼の名前はバルカスと言ってCランク冒険者。

 なにか頼み事があるらしい。


「なんだ?」


「それがな、俺の仲間がBランクの魔獣にさらわれたんだ。俺だけじゃ倒せないから、手伝ってくれねぇか?」


 なぁんだ、簡単な事じゃないか。僕が相手するとバルカスを驚かしてしまうから、シェルに頼むか。

 それでその魔獣とは、調査中の大樹にいるという。僕は少しその神聖の大樹というのに興味があるからそっちも見ながらな。


「分かった! 一緒にぶっ倒そう!」


 グッと手を握りしめてニッコリ笑顔を見せる。


「あ、ありがとう!!! お前らのことは先輩と呼ばせてもらうぜ!」


 そして、僕達はその「神聖の大樹」に案内された。そこには、Bランクの魔獣に囲まれた冒険者の二人がいた。


「あれか?」


 僕は魔獣達に気づかれないように小さな声でボソッと訊く。


「そうだ。もう突っ込むか?...いや、でもあの数じゃあ先輩でも無理だよな...?」


 本当なら余裕なんだが、驚かせてもっと噂が広がるのも嫌だし、あの状態で魔法放つとバルカスの仲間にも犠牲が出る。ここは僕でも無理なのだ。

 困ったな...


「よし、アイツらが離れるまでまとう。」


 それから数分したら魔獣達は去っていき、ボロボロになったバルカスの仲間が取り残された。


「今だ!」


 僕達は隠れていた木の後ろから走ってバルカスの仲間達の所へ行く。


「ば、バルカス...それと?」


「おお! お前ら! 無事だったか!」


 感動の再開?でもまあ良かった。バルカス達は怪我を負ってはいるが生きているんだし。回復魔法をかけてあげよう。

 僕はバルカスの仲間達を回復させた。


「ありがとうございます!!! おいらはウッスで」


「俺はハルメン。ありがとう。」


 お互いに自己紹介をして、何があったのかを聞いていると...なんと、魔獣達が戻ってきてしまった!

 僕達を見るなり叫び乱れて襲いかかって来る。


「まじかよ...」


 最悪の事態だ。ここはシェルに任せたと言ったが、この数で襲われてはシェルでも魔法が追いつけない。

 バルカス達も手伝ってくれてるが、勝てそうにもない。

 こうなったら、僕がやるしか...


「マサハル! ここは任せて!」


 シェルがニッと安心させるための笑顔を見せてくれる。ここはシェルに頼むとしよう。


「分かった! 頼むぞ!」


 と言って任せてみたんだが、魔獣達を抑えることは出来なくて、ついに


「クソッ、先輩! まずいです!」


 ピンチになり始めていた。

 使いたくはなかったが、ここは僕がやらないと魔獣達を倒すことは出来ないみたいだし。仕方がない。

 僕は大きなため息を吐いて


「皆下がって...」


「お、おう?」


 戸惑いを見せながらも下がるバルカス達。シェルは少しやってしまったという顔を見せているが、何も悪くは無い。よく頑張ってくれた。

 僕は魔獣達に向かい


「...はぁぁぁあ!!!」


 思いっきり「極・恐怖獄炎」を放った。

 魔獣達はまとめて一瞬で消え、粉々になった。


「ふぅ...」


 僕の背後からはバルカス達のカタカタと震える音が聞こえた。


「ゴメン、驚いた?」


 驚くに決まっている。それでも安心して欲しいから、優しく話しかけて反応を伺う。


「い、いやぁ、さすが、さすが先輩ですよ。」


 と大丈夫感出してるけど、丸わかり。これは正直に言わなきゃな。


「すまん。本当は僕、Sランク冒険者なんだ!暇だからここに来ていたんだけど、たまたま人助けを必要とするバルカスと出会ってね」


 本当の話をするとバルカス達は分かった!と驚くのをやめて落ち着いてくれた。


「先輩なら全然怖くないぜ、恩人だもんな!」


 良い奴だな。それなら、僕からも頼み事をしても別にいいだろう。


「このことはあんまり...いや、誰にも言わないでくれ」


 これだけ頼んどいた。


「それだけでいいのか?分かったぜ! でも、なんでだ?噂にすれば先輩達は有名人になるんじゃ?」


 まあ確かに有名人になれる。というか、もう噂は十分広まっている。異世界に来て人気者になるのもいいんだけど、僕はどちらかって言うと静かに冒険をしていたいんだよな。

 いつか魔王とかを倒したときは思い切って人気者になるつもりだけど...今は静かに冒険をする。

 こう話して、ここでバルカス達とはお別れとなった。


「じゃあなー! せんぱぁーい! またいつか会おうぜー! 俺らは一旦国に戻るわー!」


「おー!」


 結構いい出会いだったのかもしれない。人助けはやっぱりいい気持ちになれるからいいな。

 さあ、あとは神聖の大樹について調べて行くか。

 さっきはバルカス達を助けたり、魔獣達と戦ったりしていたからよく見てなかったけど、物凄くでっかいなこの木。

 少なくともビル五十階建てくらいはありそうだ。神聖の大樹とはどんな木なんだろう。森のとても奥底の大樹...

 しばらく大樹の周りをジロジロ見ながら大樹を回っていると


「マサハル!これなんだろう?」


 シェルが言う「これ」とは、大きな大きなこけが生えた岩の扉だった。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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