日本人料理人
投稿遅れましたっ!
でもまたしばらく遅れると思います。すみません。
まだ改善が終わっていなくて……
というか、最近、小説書く時間がないです。
これは、言い訳か……
というわけで、久しぶりの投稿です。
ちょっと読みづらいかも知れないです。
バーリオンの貴族エリアにて、八時二十三分。
そこはまあ金持ちらが飲み散らかして食べ荒らし、遊びまくっていた。
夢の楽園。とでも言えばいいのだろうか。
まるで小さい子供たちがじゃれあっているかのようだ。
「うぇーい、フー!」
なんだろう、もとの世界で言うクラブ…って感じだな。
「うぇーい、お兄ちゃんも飲むかぇーい」
とても酔った高そうなスーツを来た男が誘ってくる。
僕はそんな人たちを見てため息を着いた。
さてと、日本人さんは、いますかねぇ…
僕は店の中を歩いて探した。
なのに、日本人らしき人はいない。とりあえず定員に社長は?と、尋ねてみると、「いますよ」と言われたので、この中に混じっているのだろうと思った。
改めてこの中にいると思うと、その日本人は遊び散らかしているだけの人か…とも思う。
探すのを諦めようかな…とも思った。
どんな人なのかもしらないのに、もちろん、初対面なのに、突然日本人です。なんて、意味分からないか。と思い、帰ろうとした。
すると、後ろから肩をぽんっ、と、叩かれた。
振り向くとそこには、貴族エリアに入ってすぐに酒に誘ってきた男だった。
「お客さん、もう帰っちゃうんすかぁ…?」
と、とても酔いながら弱々しく話しかけてきた。
お客さん。というのが気にかかった。
まさかこの人が社長さん?日本人?
突然ではあるが、「もしかして、ここの店長ですか?」と、聞いてみた。すると、「あぁ」と、言った。
僕はさらに言葉を並べる。その声はかなり早口になっていた。
「もしかして日本人ですか?ここの料理を考えたのも、ここを建てたのも、あなたですか?」と。
それを聞いてハッとしたのか、その男は「まさか……君も?」と、酔いなど忘れて驚いた顔をして言った。
「はい、日本人ですが」
僕はその男を睨みながら言った。
「他にも、いたのか…」
と、男は感動したように言った。僕もとても喜んだ。また日本人に会えたのだ。
そのあと、「着いてきてくれ、話を上で聞きたい」と言われて最上階まで連れてかれた。
途中、警備員に取り囲まれたが、男がそれを止めた。
最上階にて。
そこはやはり、日本の社長室そのもの。
机もほぼ日本製で、作りも。
僕はそんな細かいこと一つ一つに感動した。
「私はハァルロ、あ、えーとっ、もとの世界では……なんだっけな…忘れた」
そんなに長い間この世界にいると、元の世界の自分の名前を忘れるものなのか…と思った。
僕はマサハルで、今、元の世界と同じ名前を名乗っているけど、そのうち自分もマサハルがこの世界の名前だと思いこんじゃうんだろうか、元の名前を忘れてしまうのだろうかと、不安になった。
それからお互い、自分のことを話した。
ファルロは元々、有名な料理人だったが、ある日大きな失敗をしてしまい、もう店が持てなくなり、自殺したんだとか。
そしてこの世界に転生して、ここを造った…ということらしい。
僕も自分の死から、今までの出来事を話した。
その間、下から聞こえる騒ぎ声がうるさかった。
「それにしても、この世界の料理は言っちゃうとゴミだったよ」
ファルロはこの世界の話を始めた。僕もそれに乗った。
「ですよね、牛豚の肉なんか、何が美味しいのかさっぱり…気持ち悪いですし」
僕は彼に合わせつつも本音を語っていった。
前も導龍さんとこんな感じの話をしたような気がする。
「そうなんだよ、だから私がここで元の世界の日本料理などを広めていったんだ」
「寿司とか、牛豚の牛部分だけを使うとか、本当に最高でした」
僕は彼の料理は本当に美味しいと思っていた。ついでに天才です! とも言おうかと思った。
「そうか、ありがとう」
「また食べますね」
僕は意外とこの人と話が弾んだ。
「今は他にも、天ぷらや唐揚げなんかもあるぞ。ついでにいつかはラーメンやうどんなんかも開発したいと思っている」
「成功したら食べてみたいです!」
僕はそれが楽しみすぎて、興奮しながら話していた。
「料理なら他にもたくさんあるから、食べに来てくれよ。ケーキやアイスなんかもあるぞ」
デザート。明日にでも食べてみたいと思った。
シェルとメリナ誘っていこうかな?
と、思っていたら、ファルロが何かを手に持って
「なんなら、食べていくか?」
と、右手にアイスを持っていた。
「私はクレープを食べるけど」
ファルロは左手にクレープを持っていた。
僕は正直どっちも食べてみたくて、思わずよだれが垂れた。それに気づいてくれたのか、ファルロは「なら、このクレープもいいよ」と言ってどこからかもう一つのクレープを持ってきた。
「美味しそー、いただきまぁーす」
僕は右手に持ったアイスクリームに、思いっきりかぶりついた。
どうやって作ったか、訊いてみてようと思ったけど、あまりそういう難しいことは別にいいかと思った。
クレープも生地がふわふわしていて、中のクリームもとても甘い。
アイスとクレープを交互に食べると最高だった。
口のなかいっぱいに甘味が広がった。
「おいしい、おいしい、最高ですっ! こんな美味しいスイーツ食べたの、人生初めてかもっ!」
「ありがとう、それは良かった」
僕は美味しすぎてばくばくいった。後で馬鹿だったと思う。あっという間に食べ終わってしまったのだ。
もっとゆっくり味わっていれば……
だがもう遅い。
「ごちそうさまでした。とても美味しかったです」
僕は近くにあったキッチンの水道で手を洗って、話していた椅子に戻る。
「お陰でこの店も世界ナンバーワン! ではないか…てところだ」
ファルロは人差し指を天井に伸ばして言った。
さっきまで自分のことを馬鹿だと言ったが、まだ口のなかには甘味が残っていた。
すごい、まだ残っているなんて! と、驚いた顔をしていると、それに気づいたファルロは
「すごいだろう、企業秘密だから詳しくは話せないが、色々工夫して口のなかに味が残るようになっているんだ」
彼は自慢気にそういった。
僕はもうお腹いっぱいになってしまったが、他の料理も楽しみだなぁと思った。
「で、えーっと、私が君に訊きたいことがあるんだけども」
突然本題。みたいな雰囲気になった。
部屋にはもう甘い香りがしない。
「僕も、いろいろと…」
「じゃあ順番にいこう、私からでいいかな?」
「どうぞ」
そういえば、僕はこの人になんのために会いに来たんだっけ、ただ日本人に会いたかったから?料理について教えてもらいたかったから?
いろいろと忘れてしまっているようだった。
「私はこの世界が気に入ったから、ずっと、一生ここで過ごして、ナンバーワンの料理人を目指そうと思うのだが、君はどうするんだ?」
と訊かれた。
僕ももちろん、この世界が気に入ったから、というか、元の世界に戻ってもなんの意味もないから、ここで一生過ごしますと言った。
「そうか、良かった」
何が良かったのか、僕は訊かないことにしておいたけど、少し気になる。
が、ここでファルロとの話は終わった。
「じゃ、また明日来ますね」
「おお、楽しみにしているぞ」
僕は満足した。
また元の世界の人間に会えたし、いろいろ話せたし、アイスやクレープを食べた。
明日、シェルとメリナ誘ってバーリオンに行こう。またそう思った。
僕は上気分で踊るように帰っていくと、二人もにこにこ笑顔で僕のことを待っていたようだ。
「あのね、聞いてよ」
それから長い長い自慢話が続いた。
その途中で、明日またバーリオンへ行こうという話をした。お金大丈夫なのかと心配されたが、まだ全然余っているし、これからまた稼げばいいので、心配ない。
僕は安堵と満足と楽しみな気持ちが混ざって、ぐちゃぐちゃしていたけど、いい眠りにつけた。
やっぱり、次話を明日投稿してそれからまたしばらく……
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「ブースト魔法しか使えない魔術師ルノ」
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