表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩人

作者: 佐々木 龍

狂った人のいう言葉は

意味が無い

だけど妙に耳に残るんだよなあ

一たす一は一アタック

hu-hu--huhu-hu-

日がな一日水を撒く

笑う発作


意味が無い文章をどのくらい並べれば詩になるんだろう

頭のいい人が

蓄えた知識と言葉を切り離してまぜてくっつけたら何となく

理解出来なくても感動できるものが出来上がるらしいが

意味が無いんだとしたらやっぱり

ただの遊びだと思う


狂った人が発する言葉は悲鳴だ

ありもしないものを怖がって

宇宙人は病院には来ないと心の中で拒絶する

物語の

主人公と私の間には確かに川が流れていて

それはその断絶みたいなものを見た人にしか分からない闇であって

ただの遊びとは程遠い


狂った人はいらない人ではない

狂った人は詩人だ

この世で唯一の

頭がしっかりした人がいくら言葉をb-a-r-a-b-a-r-aにして天上のメロディに仕上げたとしても

そこに意味は無いならそれは

存在の輝きには

かなわない


かなわないんだよなあ。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] あぁん! バレてしまいましたわ! わたくし、少々狂人の気がありますの。 でも、害はないので、ご安心くださいね。 って、アレ? この詩、私のことじゃなかったですか? あら、勘違いね、ごめん…
2021/04/19 06:29 退会済み
管理
[良い点] 有名な人ほど人とは違うものをもって、ある意味狂ってるって言われますよね(*´∀`*) どんな人でも輝ける場所があるそう思えました!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ