転生前のプロローグ
プロローグの時に書く前書きが全く浮かばない人ではありますが、とりあえずよろしくお願いいたします。ペコリ(o_ _)o))
突然だが、彼はめんどくさがり屋だ。
だが、そのめんどくさがり方が他とは一線を画していた。
彼のやり方はめんどくさくなるなら先に原因を排除してしまおうというやり方だった。
例えば、帰りの電車に乗る前のカツアゲにあったとしよう。
普通の人がとる行動としては、大きく挙げて三つほどだろうか。
逃げる事 抗いきれずに払う人 抵抗して戦う人 など他にも様々なタイプがある事だろう。
ちなみに彼は性格上、無視して逃げたいがここで逃げると第二第三と被害が出るな、そうなった時に自分のせいになってしまったら嫌だから叩きのめすが正解の回答といえるだろう。
長くなるのは彼が頭の中でこう考えているからだ。
ただ、彼自身こんな自分の性格が嫌で仕方ないのだ。
困っている人が誕生すると思うとその根本を断とうとするその性格を彼は嫌っていたが、それにより助けられて人は彼を尊敬したり、敬ったり、はたまた恋愛感情にまで目覚めてしまったケースも少なくはないのだ。
そんな正義の味方のような性格をしている彼は、それと一緒にネガティブな思考も持っていた。
時折感じる尊敬などのプラスに捉えられる視線も彼からすれば、憎しみが籠った視線になってしまうため、他人が向けている意味は彼には全く届くことはないのだ。
そんな彼がある日突然死んだ。
死因はトラックに轢かれそうになっていた少女を助けに行った際に少女を庇い轢かれてしまったことだそうだ。
そんな彼の死に助けられた人達は涙した。
彼に恋愛感情を向けていた女性たちは、学生なら学校を休み、社会人なら会社には来るものの生気のない目をしていて話しかけづらくなってしまったそうだ。
そんな数多くの人が悲しみに暮れる中
彼、松原 京太郎はこの世を去った。
プロローグは長さを調整するのが難しいと感じた今日この頃でございます。