表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
爆走‼︎ ステラちゃん諸国漫遊の旅  作者: 釜飯に愛された男
5/7

登録の前に利用規約を読もう

「…ではここに名前を書いて下さい」


そう言って冒険者ギルドの受付嬢の1人クルミが書類を出す。

了解でーす、と気の抜けた返事を返しながら書類に目を通し、名前を書こうとする少女を見てクルミはある少女思い出した。


(そういえばあの子が登録しにきたのは4年ぐらい前ね…髪の色とか顔立ちとか似ているし姉妹なのかしら?)


「かけましたー」

「あ、はい。えーとステラ・グラキエスさんですね…。あのー…ルナって名前のお姉さんがいたりします?」

「え⁉︎なんで知ってるんですか⁉︎」

「あ!やっぱりそうなんですね⁉︎いやー4年前彼女が登録した時も私が受け付けしていたんですよ〜」

「何それ⁉︎すごーい‼︎これ運命ですよ!運命‼︎でもよく覚えてましたね?」

「特徴的な髪の色でしたからねー。記憶に残っていたんですよ」

「ね!ね!ね!お姉ちゃんってその時どんな感じでしたか⁉︎」

「そうですねーたしか「おいクルミ‼︎無駄話してないで仕事しろ!」あぁすみません‼︎お話はまたの機会に…」

「いぇこちらこそごめんなさい…」

「とりあえず登録は終わったので詳しい説明をさせていただきますね」

「はい‼︎」


――――――――――――――――――――


「……てことがあったんだよー。お姉ちゃん覚えてる?」

「クルミさんなら覚えてるわ。新人だったころいろいろ教えてもらったもの。今度お礼しに行こうかしら」

「さぁお姉ちゃん‼︎約束通り武器とか買いに行こう‼︎あと食べ物も‼︎」


「まだよ」

「?、なんで?」

「ステラ…私はあなたを信じているわ」

「え、なに急に。私もお姉ちゃんを信じてるよ?」

「ありがとう。えぇ私はあなたを信じている。買い物のこととかで頭がいっぱいでクルミさんの説明をほとんど聞き流しているとね‼︎」

「だからそういうとこを信じないでよーーーー‼︎」


しかし図星なステラであった。




「……依頼を受けるには?」

「クエストボードに貼ってある紙をとって受付に持っていく。完了したら忘れずに受付へ報告する」

「冒険者のランクは?」

「FからSまで。ランクを上げるにはギルドの出す専用依頼を達成するか上のランクの人と模擬戦をして勝たなくちゃいけない」

「同情するなら?」

「金をくれ」

「スリーサイズは?」

「上から7…って何言わすの⁉︎」


「冗談よ冗談。ようやく完璧に覚えたようね」

「う〜頭がクラクラするよ。でもこれで買い物行けるよね?」

「そうね。でももう日が沈んでるし明日にしましょう」

「そんなーーーー‼︎なんで⁉︎なんで日が沈んでるの⁉︎」

「あなたが覚えるのに3時間もかかるからでしょうが………もう夕食の時間よ。さっさと下行きましょう。食事のでる宿屋を選んだんだから。それともご飯食べずにここで駄々をこねる?」

「わかったよー…じゃあ行こ」

「あ、明日もう一回確認するからね。忘れてたらやり直し」

「あんまりだーーーーーーー‼︎」

この世界で白髪は珍しい設定です。

黒髪なんて存在しません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ