到着!ダルトニア
ダルトニアは王都レオナディアスの南に位置する都市であり、英雄の1人軍師ダルトンの故郷と言われている。
ちなみに何故ステラ達がダルトニアに行くのかというと冒険者ギルドは様々な場所にあるが冒険者登録ができるのは五大都市だけなのである。
そして彼女達の村から1番近いのがダルトニアなのだ。
「でもルナお姉ちゃん。なんで五大都市だけでしか登録できないの?不便じゃん」
「詳しいことはわからないけど増えすぎるのも面倒だからじゃない?」
「なーる」
「それじゃあステラちゃん、ルナちゃん。冒険者頑張ってね‼︎」
「ありがとうございます‼︎えーと…」
「ミルよ。これはバルサ。しばらくこの街にいる予定だから何かあったら遠慮なく頼ってね」
「これってなんだよ⁉︎」
ミルとバルサの2人の冒険者と商人と別れ、ステラ達はダルトニアの街を歩く。
「うわー‼︎やっぱり広くて大きくて賑やかだなー!あ、あそこで美味しそうな果物売ってるよ!買ってこうよ‼︎」
「落ち着きなさいステラ。まず宿をとって冒険者登録でしょ。あなたの装備品やらいろいろ買うんだし、お金は大事に扱いなさい。というか私を置いてかないでよ見えないんだから」
「あ、そうだった。ごめんねお姉ちゃん」
ステラはルナの手を取って歩き出す。
けれどその目はせわしなく動いており、興奮を隠しきれずにいた。
「よーし‼︎宿をとったし早速冒険者登録に行こ「ステラ」…何?」
「登録料以外のお金は預かっとくわ。買い物は私と一緒の時だけよ」
「何それ⁉︎お姉ちゃんヒドイ‼︎私はそんなこっそり買い食いしようとか思ってないよ!もうちょっと妹を信じようよ!私の目を見て‼︎」
「だから見えないわよ…。それに私はあなたのことを信じているわ」
「本当⁉︎」
「えぇ…絶対に絶対にやらかすって信じているわ」
「そっちを信じないでよーーーー‼︎」
しかし図星な為反論出来ないステラであった。
ステラはダルトニア冒険者ギルドの前に立つ。
ルナは「長旅で疲れたから休むわ。登録するのはあなただけなんだから1人でいきなさい。終わったら2人で装備品を見にいきましょう」といって同行を拒否したので彼女1人だった。
「いよいよ私が冒険者に…‼︎」
大きく 深呼吸をしてステラは扉を開いた。
説明回は続く