表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
88/144

孤児院さん戦

川´_ゝ`川 特に無いです

勇者との戦いと同じ様に闘技場の中心へと進んで行くフェル達。中心には既に勇者の仲間の一人、孤児院が待っていた。


「ん、話すの初めてかな?……ユウキの目を覚まさせてくれた事は嬉しい」


そう、突然話し掛けられ頭を下げられた。話掛けられるのはまあ、確かに対戦相手だし、戦う前に相手の性格とか見極める為に必要そうだから別にウェルカムなんだけどいきなり頭下げられるのは予想してなかったな……多分、誰もがって話になると思うけどね。


頭を下げ、気が済んだのか腰からカタァーナ……え?そのまま出すには長過ぎる為、鞘の部分を下げて抜いたようなのだが陽の光に当てられ、眩い光を放つそれは俺の記憶が正しければジャパニーズソードの愛称で知られる日本刀って奴だと思うんだけど……。いや、確かに戦闘とかバトル面に関してはギリギリまで薄くした刀身や、少し曲げる事によって切れやすくしたその形は十分戦いやすと思うんだけど……


「勇者の時もそうなんだけど〝闘技場〟ってある意味遊びの延長戦で真剣を出すなよな……正直死人とか出たら萎えるぞこれ」

「ん、何か言った?」


口数が少ない、多くは語らないと言ったコミュ症とは別に、すっごい苛つくジャンルに分類される孤児院は……って、完全に俺の好みなんだけどな。ちなみに俺は普通が一番好きよ?


多くは語らないようで、何か聞こえただから聞き返す。そんな当たり前の事をしてきた訳なんだけど声を大きくして言うもんでもないし適当に流す。てか、コイツもドールに対しては何も言わないんだな。最初に言った感謝の言葉が気になるけどどうせ「いきなり想像以上の力が手に入っちゃって俺、人生イージーモードだわ〜」な、所を叩き落とたからその部分だけは感謝してやるって感じかな?すっごい上から目線なんだな。思い込みだけど。


相手もこちらも特に話す事もなくなり、審判にOKのサインを送る。


レディ……ファイトッ!


その掛け声と同時に孤児院は前に進み、剣を振るい斬撃を飛ばす。対してフェル達は日本刀、異世界の刀と言ったら大抵空間をも斬る〜とか、切れ味が良過ぎて何もかも豆腐のようにズルズル切れちゃう〜な感じか斬撃を飛ばす、その三択と判断したのだが割と最後の斬撃は飛ばす奴多そうなので警戒していたのだが考えが命中し、後方へ逃げたのと同時にさっきまで自分達がいた場所に浅い溝が数メートル横に作られる。


「……何か忘れてると思うけど身体能力は極々一般的な高校生だかんな?ちょっと、魔法が使えるぐらいで進化とかしないけど……見えない斬撃は酷すぎねぇ?」

「全属性バンバン使って来る方が私的には一番面倒くさいって感じですけどね……っと、そっち行きますよ!主従愛ッ!」


自分に身体能力を愚痴り、見えない斬撃を警戒する為四方に魔法を撃ちまくり砂埃をたてまくる。間にドールから愛がこもった水の塊が飛んで来るが唯一見えない斬撃を見える一人として動いているので責めようにも責められない。いや、危なかったら口で言えよな?無言では無いけど愛を叫びながら魔法飛ばしてくるってそれだけども狂気だよ。しかも主従愛関係無くなってきてるし……


勇者よりもちゃんとした戦いをしようと決め、奮闘するフェル達だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ