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結局は厳つくなったこけしのせい

着方が分からなかったのでメルを呼び、着替えさせてもらう事に。流石にすっぽんぽんにはならなかったのだが異性の裸は刺激が強すぎたのか紙袋を赤く染めていたのを強く覚えている。軽くホラーだもんな。

んで、着たのはいいんだが俺の厳ついこけしヘアーに合わなかったようで少しの間があった後、鼻で笑われた。俺は悪くないだろ……


一応約束は約束なので後日お礼の品っぽい物を渡さないといけなくなってしまったのが少し心残りだが……というか鼻で笑われるものを持っていてもただ邪魔にしかならないんだけど……。まあその後突然トチ狂ったのか「め、メイド服じゃダメ……かな?」と、言って来たので静止の手を振り切って手芸部部室を脱出した。布が乱雑してある部屋にドールがいて助かったぜ。既に脱いでたけど。誰か入ってきたらどうすんだよ……俺、相手のブツぶち抜かなきゃいけなくなるんだぜ?女の場合は……抜くモン無いから免除かな。



当初の予定の採寸終わりのドールを回収することが出来、本格的にやる事が無くなってしまったフェル。今すぐ教室に帰ってメイド服や椅子など喫茶やる為に必要な物を作った方が良いのだが……いかんせん流れ弾が怖いな。ヒロインに当たれば(二回目)


「あ、そう言えば日々の日課の魔法炸裂会やってませんよ?」

「……いや、なに日々の日課とか言っちゃってるけど俺、知らないからな?というか同窓会的なノリでアブねぇ事言うんじゃねぇよ……」

「えー、でも王都の治安を守りつつお金を稼ぐって凄く生産的だと思いません?人を守り、人に尽くし、経済が回る。これがぁ〜、人情って奴ですよ」

「絶対違うから。と、言っても誰かさんのせいで心許なくなったんで王都の周辺の清掃を兼ねて小金稼ぎに出掛けるか。なんか折角学生になったっていうのにやってる事が完全に冒険者なんだよな……学生兼冒険者じゃん」


王都に来る前に悩んでいた俺が馬鹿みたいじゃないか。完全にマルナに丸投げだったんだけどな。というかほんとにいつ三百万?返してくれんだろうな〜このままじゃあ利息分で二倍三倍になってしまいそうなんだけど。やっぱ、泥棒はダメだよね?教育的に悪いし。


まあ、そんな事言ってるけど最近また新しくなんちゃら委員だっけ?それが新しくなったそうだから恐らく俺の金はそこで使われてんだろうな……さぞ、苦労せずに手に入れた金の使い心地は良い事だろうよぉ?


そんな感じで幾分か軽くなった袋を自室から持ち出し、武器屋に出かけるフェル達だった。完全に学業関係ないじゃねぇか。

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