勇者ェ……
何と言うか完結済みになっていたんで修正しました。ついでに生存報告です……何故連投しなくてはいけないんだ……(自業自得)
「私は栄光と未来ある『トントンずもう』を提案しますわ!」
待ったの声がかかったと思ったら集団の中から出て来たクルクルパー(髪)が特徴的の正しく令嬢って感じの女が出てきた。て言うか女が殺す程〜とかそんな感じの設定の癖に容姿はしっかり確認出来るんだな。ある意味あるある詐欺的な?それかちょっと痛い奴の「俺、女には興味無いからぁ!?」みたいな感じ。女に興味無かったら男しか選択肢無いんですけどそれは。後、ちゃっかり設定って言ってる件。
一歩前に出た女とアーサーは面識があるようで少し驚いた様子で問い返した。流石体育祭の実行委員会(?)もう、ハッキリしないし体育祭で良いよね?
「ふむ、少しずつ纏まりつつある中で違う意見を出すとは……やはり貴族の親戚の隣の家の娘の事はあるな」
「余り褒めないで欲しいですわ。何も出ません事よ?」
あ、貴族だったのね。てか、アーサー、貴族いないって言ってなかったっけ?もしかして誤情報流しやがったのか?と言うか入学前にもう一人あった奴がいるんだけど……ヤベ、名前忘れたわ。
……しかも貴族じゃねえのかよ。隣のって出てる時点で既に赤の他人じゃないか。良くてお隣さんって印象だぞ?あの見た目って令嬢とかじゃなくて憧れて、て感じなのか?
フェルの疑問が解決される事無く、二人の間で討論が続けられる。どうやらトントンずも……今更だけど15にもなって、しかも学園の出し物でそれやるってどんな根性してんだよ……出し物決める時にメイド喫茶って言った時よりも度胸いると思うぜ?
話し合っていたのはこの出し物で本当に良いのかっと話し合っていたらしく、既に用無しとなったドールをこっちにこさせる。何故か手にアメちゃん持ってるし……
「……ちなみにドールは何選んだんだ?もしかしてトントンずもうってことは無いだろ」
「えっと、私は展覧会を選びましたよ?なんか周りの人達に止められたりアメ貰ったりしたんですけど……これって買収ですよね?」
「買収かもしれないけど展覧会はなあ……アメのあげ損じゃねえか。……って事はメイド喫茶なのか?流石にトントンずもうには決まらないだろうし……」
チラッと討論している二人を見る。何故か話し合っていた女子共も黒板付近に集まっていた男も散らばっており、各々作業をしていた。
ちなみに黒板には大きな文字で『Bの出し物はメイド喫茶で決まりっ!!』と書かれていた。せめて最後まで聞いてやれよ……
「チッ、確かにその点ではソッチのほうがコスパは良いが……クソッ、俺達の出し物はメイド喫茶に決定だ」
「え、ちょっと、この流れ的にトントンずもうじゃ無かったのかしら!?ほら、コスパが何だとか言っていたじゃない!」
「確かに紙さえあれば出来るが……普通に考えてヤらないだろ?……って事で良いよな、親友!」
そう言い、何故かフェルの方を見る。何故こっちを見る。会話は目と目を合わせてやるもんなんだぜ?礼儀が……とか言っていたらトカゲの核食わせたあの時見たくなりそうなので言わないでおこう。と言うか今更だけどあの大事な核食ったって分かったらどんな反応したのかな?俺、見てないから分かんないんだよな……
と、軽く現実を逃避するが避けられないと悟り、適当に返す。逆にこれに正解はあるのか。
「あー、確かにそうだな。アーサーの言う通りだ。頑張って準備をしろよ」
「おう!任せろよ相棒!っと、フェルもこう言ってるんだし諦めろよな?」
「相棒って……何勝手に親友から格上げしてんだよ」
一応反論してみるが反応は無い。ただの屍のようだ(俺が)
そんな反論がさも無かったかのように縦ロールの……あ、名前知らないわ。縦ロールも「しょ、しょうが無いわね……フェルくんが言ったからしょうが無く、しょうが無くだから次こそは覚えてなさいよ!」と、顔を赤く染め近くにあった布を持ってチクチクと縫い始めた。俺面識無いんだけど……
無事、やる事も決まった1-B。完全に勇者の存在を忘れているのだが恐らく王の依頼でも受けているのだろう。そうに違いない。と言うかいない勇者が悪いんだ(ゲス顔)
まあ、汗ダラダラ垂らしながらクラスに入った時にひと悶着あったのだが……別にそれは良いか。
と言うか完結押してないんだけどなぁ……アレかな?小人さんのイタズラかな?(小学生並みの考え)
流石に小学生でも小人さんは言わないか……