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トンカチと女生徒

寄り道をしても多分叱られたりしなさそうだが金が無いので一旦帰宅。家が学校ってそんなに良いもんじゃねえな……


俺達が行っている間に授業が終わっていたのか少し騒々しい感じだった。女は頭に鉢巻き巻いてトントン釘打ってるし男はチクチクと布を縫っていた。あれ?

ってか今更感凄いけど入学して一ヶ月で体育祭って早すぎんだよな。確かに他クラス、他学年との交流も自クラスの仲間との交流の場としては持って来いの企画なんだけどいかんせん時期が悪い。つい前までは赤の他人だった奴とすぐに仲良くなれますかっての。……うん。


と言うか口ではこう言ってるけど内心ワクワクしているので何も言えないんだけどな。見た感じ俺のクラスはアーサーと勇者が前に出まくって色々企画している感じ何だが……ああ、そうか。何か聞いた事ある名前だと思ったら五歳の時にあった双剣のゴブリンの名前だっけ?何だろう運命なのだろうか?アーサーがそっち方面の人だったら紹介してやれんのにな……生きてるか知らんけど。


周りの雰囲気に流され柄にも無くそんな事を考えるフェル。つか毎度だけどな。

どっから持ってきたのか知らないけどギコギコカンカンやってる女を巧みなテクニックで避けながら三階奥にある生徒会室に行く。俺ぐらいのレベルになると軽く目を閉じながら(半目)人混みを避けて通れるのだ。流石に引かれるどうこうの話しじゃ済まないのでやらないが。

巧みっぽいテクニックで人混みを避け、三階へと上がる階段にやって来たのだが……


「んじゃ、私は顔の部分やるけどヨシノブはどうする?身体やる?寧ろ身体になる?」

「か、身体にはなりたくないですけど……と言うかこの怪獣?怪物?の殆どが身体なんですけど……殆ど身体の部分しかないんですけど」

「気のせいだって!ヨシノブは黙って身体になっとけって!もうこの際だしヨシノブの身体にボディー……ボディー……ペトリ皿?でキャラ付けした方がいいんじゃない?キャラ薄いし」

「今はキャラとかそんな話じゃなかったと思うんですけど……後、ボディーペインティングです先輩」


なんかよく分からない……怪獣?まあ怪獣を絶賛作成中の先輩がいた。

ちなみに二年主席、成績優秀、文武両道、痒所に手が届く男No.1に輝き続ける男。少し気が弱い所が玉にキズだがそれ以外は完璧のヨシノブパイセン。なんか転生者っぽいが東の国の生まれで転生者では無いらしい。異世界ってのに何で日本っぽい国があるのか分からないが……まあ名前だけそれっぽいってだけで顔は勇者と比べられない程の美男子何だけどな。ドンマイ勇者。来世は頑張れよ?

んでそれに絡んでんのが三年次席のノンノパイセン。久し振りだがカタカナ多いな……。ちなみに他の人から“ノノ”と呼ばれてるそうなのだがこれアーサー情報。俺は聞いたことないんだけどホントどこで仕入れてきたんだよ……

見た目は……アレだ、カレスの色違いみたいな感じだ。流石に校則上の関係で肩上にバッサリ髪は切られているけどな。てか髪色が青みがかってるせいでリアルに色違いっぽくなってる。それか2Pキャラ。

さっき聞いた感じで分かると思うけど男と女に等しく接するデキた女。いやん。カタカナにすると卑猥。

カレスが男よりならノノ先輩は女よりな感じだな。女にも気を使って余りヘイトを稼がないタイプ。ヘイトって言葉が出てくるあたり女の世界ってのも怖いのね……ほぼ殴り合いで解決する男で良かった(白目)まあ俺は由緒正しき大和魂の持ち主だから。うん。


トントンやってる先輩方と軽く話をしつつ、生徒会室に向かったフェル。流石に女を前に長居できる程耐性は出来てないんでね。さっさと報告済ませてクラスにチョロっと顔出して寝てやりますよ。ええ。

ちなみにドールが静かだったのは貰ってからの事を考えていたらしく見事に呆けた顔をしていた。せめて口は閉じろよ……

会話入れれば字数結構稼げるじゃん。そう言ったのは何時頃だったっけ……

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