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絡まれた嫌だなぁ、そんなイジメられっ子みたいな感想を思っていたのだが意外にもあっさり自室に行けたのでびっくりした。よく見えなかったけどイチャイチャしていたような気がする。お前の横に控えてる女は一体誰なんだよ……彼女とかじゃないのかよ。

て言うか公共の場ってまでは行かないけれど勉学を励みに来る生徒さん達に迷惑だろ、小童。俺が言うのも何だけど地味メンがモテて、イケメンを素通りって結構凄い世界だと思うぜ?まぁ、自己紹介の時に「女は嫌いだ。……おい、俺は男が好きとかじゃねぇからな?」と、地味にアーサーにツッコまれたせいだろう。うん。だから皆そんな俺の事を思って離れてくれてるんだろう。多分。


誰に、とかでは無く心の中で言い訳をしながら自室に入ってみる。ここで合ってるよな?間違ってたら結構恥ずかしいけど……


ここ、成績上位三名、『文武両道者』に与えられる部屋は一つ。文武両道者って……うん、俺は何にも言わないよ。

何畳って表現は難しいけど人は軽く十人以上は入れるな。そんな広さ、かつシャーワー、トイレ付きと言うVIP待遇なのだ。まぁ、二年、三年も同じ階だから結構面倒くさいんだけどね。

さっき言った通り、この学園は『文武両道者』と言う少し恥ずかしい奴らの階の他に2つ階がある。

一階は一年二年の教室、二階は三年の教室兼実験とかそんな感じの部屋だ。んで一番上、つまり三階は俺達成績上位者の為の階になっているというわけだ。……うん、洗濯物が良く乾きそうだね。ちなみに洗濯機は無いが専用のカゴにぶち込んで指定の場所に置いておくとやってくれると。ニートが捗るね!ま、学生さんなんだからニートもヒモも関係無いんだけどね。


そんな事を思いつつ、部屋の中を舐め回すように見ていると一つ、やっておかないといけない事を思い出した。


「……あ、先輩方に挨拶しといた方がいいよな?いや、しなくちゃな。後でこの事でクッソ態度が悪い後輩って肩書になったら気分が悪いし……」


と言う事でその場で回れ右をし、扉に手をかけ外に出た。自分の部屋と初めてのご対面なのだがいた時間が多分便所より短いな。あ、勿論大きい方な?

それならドールも呼んだほうがいいか。俺なりの気遣いパワー発動!不思議な電波を発信してドールと受信!ウィーウィー、ドール応答せ……これ、後で思い出したら絶対黒歴史になるよな……

既のところ、頭に手を乗せウサギの耳っぽくしてるところでやめた。見られたら即、ネタにされて一生奴隷になってしまう所だな……あぶねぇあぶねぇ。

ねむ

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