順位
どうも、はち切れそうなぐらいの痛みを伴った腹痛に見舞われた作者です。いやー、あの痛みは多分今後経験する事無いね。多分。
最初はも、もしかしてデキちゃった!?とか思ってみたけどそんな訳ねぇな川´_ゝ`川
薄っすらと浮かび上がった文字を見てみると……あ、多分ここは最後ら辺だわ。
そんな理由で移動し上位の方を見始めた。
第一位
ファーレン・ファレル
第二位
ホルスナス・フェル
第三位
シナガキ・ユウキ
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第六位
ホルスナス・マルナ
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第十三位
リュクッセル・アーサー
と、言う結果だった。何かなぁ〜完全に日本人がいるって事はもう、召喚された勇者って事でいいよね?『勇者召喚に選ばれた日本人』とかで本とか作れよ、もう。俺は買わないけどな。
見た感じ一番上はまだ良い。何と言うか引っ張っていく感じの名前だし。問題は俺と勇者(仮)の順位だ。ここはテンプレかどうかは知らんけど勇者(仮)俺の順番で俺が邪魔な勇者(仮)に喧嘩を〜から始まる系だろ?俺はそんな面倒い真似はしないけどさ……どっちかと言うとやられる側だな。やられたら何十倍にして返してやるが俺のモットーなので。流石に多数対俺だったら逃げるしか無いけどさ。
そう言えばマルナいないなーと思ったら結構見える位置にいたわ。何かすっごいワナワナしてるけど大丈夫なのか?あ、走ってった。
追いかけてやる義理はあるけど何か面倒くさそうなので側にいるアーサー君に話しかけた。
「へー、アーサーってまぁまぁ頭良いんだな」
「けっ……何だよ、哀れんでんのか?完全にお前の順位の方が高いくせに負け犬童貞野郎になんのようですかー?はっ、はは、ははは……」
「安心しろ、アーサー。俺も童貞だ」
俺は親指を立てた。それを見たアーサーは少しずつ顔が赤くなっていった。え、まさか惚れた?惚れたん?んで、俺掘られるん?
「フェル、気付いているのかどうか知らないけど俺はかっこ良くないんだ」
「……ん?今更じゃね?」
「んっく……で、だ。すこーしイケメンのフェルが童貞だって言っても『キャー、フェル君って清潔なのねっ!』って言われるのが落ちで俺の場合は『ふーん、アーサーって童貞なんだ、ふーん。あれ?ヤ○チンじゃ無かったの?もしかしてヘタレ?』って!誰がヘタレでヤ○チンだ、誰が!ふざけんじゃねぇ!」
アーサーはそう叫んで去って行った。結局自爆落ちじゃねぇか。
少しアーサーが行った方向を見ていると、ちょっと柔らかーい感じのポワポワってした感じの女が出て来た。ポ○モンかよ。
やせいの ゆるふわけいじょしが あらわれた ▽
「あっ!すごーい!一位とちゃった!でも、これならお父さん達に迷惑かけなくてすむぞぉーやったぁ!」
見た感じ髪はショートボブ……あ、ショートなボブでこの感じはあれだ。地雷だ。絶対近付いたらいけない奴だ。まぁ我慢は出来るからって近付いたりは無理なんだけどね?俺の女に対する殺意。ちょっと忘れかけていた頃にやってくるから怖いわー。倒した筈のボスが究極形態になって襲って来る感じで怖いわー。
俺がショート怖いと、念仏を心の中で唱えていると誰かが肩に触れた。
ん、いやッ!この感触、重み、温度から考えるに女子!だが、今近くにいるのはドールだけだ。でも、ドールはこんなにふんわり接触はしない。と言うかちょっと勢いがあった。と言う事はッ!見た目が男子っぽいってだけで色々と悩みを抱えている男の女!(今、名付けた。多分、絶対広まらないと思うけど)
フェルの考えで一致し、後ろを振り向くと美男子の性別を変え、申し訳程度の手直しを加えた女がいた。
「俺には分かる……お前が女だって事をなぁ!」
「ふっ、流石私が見込んだ男だけの事はあるな。と言うかそこまで下がらなくても良いじゃない?」
「安心してくれ。俺は女の事は殺意がわくぐらい嫌いだからな」
「……はっ!?もしや貴方は私の事を女として扱って……くr」
「まぁだから等しく女の事は穴の空いた肉と思っているからよろしくな。ちなみにフェルンだ。フェルとかそんな感じで呼んでくれ」
「穴の空いた肉……まぁ最低なのは今確認したけどそれでも女として見てくれるだけで……抱いてっ!あ、私はクレノアだよ」
「「……まぁ、茶番は置いといて」」
息ぴったりに合わせられたその言葉に実は裏でコイツら会ってんじゃないの?と、疑問の念を考えざる負えないドールだった。
って事で次回。ゆるふわボブ(見た目)の真実をクレノアが言っちゃいます。もうちょっと進むはずだったんだけどなぁ……