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ロリっ子

ロリっ子に変更したけど……ロリっ娘の方が自分的に好みです。

マルナの修正しました。マノンは別キャラや……

俺にとっては幼女であろうと少女であろうと変わりは無いんだけどね。安心安全の平等主義ですから。

話を聞くに、ジジィは優秀な生徒を集める為にジジィの姿になっていたらしい。何故、ジジィなのかは多分今の見た目だと舐められるからだろう。それと同じ関係で口調もだろう。大方ジジィとして振舞っていたらそれが身に付いちゃった〜的な感じだろう。全て聞いた話だけど。


そんなロリっこの壮絶な過去を聞き、ジジィに実はそんな過去があったのか……と、知った所で学園の話になった。


「まぁそんな訳なのじゃ。今、冷静になって考えてみると別にこの姿見せる必要は無かったのだが……時すでに遅しじゃな。と、言う訳で口封じみたいな感じで制服をプレゼントじゃ。お金は要らんぞ?私からの入学祝いみたいなもんじゃ。受かるかどうか知らんがな」


見方によってはツンデレに見えなく見ないが中途半端なので萌えない。と言うか俺の殺意が浮かばないのはこの愛嬌のある顔に免じて無視してやろう。歳に関しては聞くなっと言われたので結構落としを召していると思われる。


ちなみに変身を解く時に言った『支配』『解除』だっけ?それはロリっ子特有のものらしく俺には使えなかった。逆に俺の支配した魔法を人型にするってのもロリっ子には使えなかった。これで謎がひとつ溶けたね。と言うか寧ろ増えたような気もするが。


ロリっ子に渡された制服を手に取り、マジマジと見つめるマルナ。しかし何故ドールの分もあるんだ?別にドール自身は受けないってのに……

その疑問を口に出す前にロリっ子が口にした。


「ああ、そうじゃ。疑問に思っている通り確かドールちゃんは受けない筈じゃ。じゃが私服で登校ってのもあれじゃと思っての粋な計らいじゃ。感謝するのじゃぞ?」


「あ、ありがとうございます!」


粋な計らいねぇ……すっごい怪しいんだけど。一応礼は言っとくけど……


「ん、まぁありがと。で、要求は何だよ?そこまでロリっ子とは仲が良く無い筈だが?と言うか肉親と例外以外クソ殺意わくぐらい女嫌ってんだけど」


「ありがと、お、お?……この場合って何て呼べば良いんだろ……無難に学園長で良いのかな?後、ロリっ子は卑怯……ふふっ」


礼を言うついでに疑問もぶつける。マルナは呼び方も戸惑っている見たいだけど学園長で決まったらしい。ロリっ子は完全に見た目がそうだからな。異論は認めん。まぁ笑ってるみたいだし問題はないだろう。当の本人は苦笑いだけど。


フェルの質問に少し苦笑いの学園長。どうやら言われたくない事だったらしい。いや、自分が言う前に言われたから少し焦っているのか?


「まぁ確かにフェルとはそこまで仲が良く無い。寧ろ同じ村人なのに結構辛辣な事ばっかり言っていたから疑うのは当然じゃ。そこで本題に入るのだが、君達には生徒会に入ってもらいたい」


「は?」


「え?」


「ほぇ?」


そりゃあ驚くのは当然だ。学園の生徒会と言えば成績とは別に、戦闘の際の実力を兼ね備えている者だけが入れる言わばトップ中のトップ。逆らってしまったら生徒会から退学の文字を貰い、去っていったものも多いと言われる組織だ。最近は人数が多く、纏まりが無いと言われ成績上位三名のみが入れるシステムになっている。


だが、この事を知っている筈も無く、前世の生徒会しか知っていないフェルは「は?何コイツ物で釣って雑用押し付けようとしてんの?」と思い、辛うじて多少の知識があるマルナは「え?何で私達が?」そう疑問に思っている。ドールはそれがどんな意味を持っているのかさえ分かっていない。おい、俺から産まれたんだから何かこう、凄い能力で俺も記憶をインプットとかしとけよ。どんな能力か分からないけどな。


ジジィの正体が実はロリっ子だった並に疑問に思っている三人の様子を見て、「そうじゃろう、そうじゃろう。私がこんなにすっごい権力を持っている事に驚きだろう?褒め称えろ!ふん!」と思っている学園長。流石に疑問のままじゃ可哀想だと思い本心を語る。


「実は最近の生徒会は良い子ちゃん達が集まり過ぎてゆっくり出来んのじゃ……だから顔見知りのお前達に頼もうとしたのだが……良いじゃろう?そのついでに入学金とか色々免除してやるから!じゃ?じゃ?どうじゃ?良いじゃろう!?」


押し気味の学園長を見て、なるほど、と分かった様子のフェル。その納得する様な姿を見た学園長は「分かってくれたか!?な、なら今すぐやっておくから少し待っておくれなのじゃ!」と安堵の表情で部屋を出ようとする学園長を止めるフェル。チッチッチ……俺がいつ了解した?


「な、なんじゃ?私は今すぐ行って話を付けたいのじゃが……」


「おい、ロリっ子。俺がいつ了解した?」


「え、さっき頷いていたのを見たのじゃ!」


戸惑いつつもロリっ子の名の通り、小さい子特有の元気良さを発揮して大きな声で言う学園長、元いロリっ子。

その姿を見て、より一層深い笑みを浮かべるフェル。その悪役バリの笑顔を見たロリっ子はひぃ!?と、驚いた様子を見せたのだが無視だ。


「残念だけどそのお願いは了承できないなぁ?……うん、少し無理してる感があるから楽に行くけど……普通に考えてロリっ子の為に俺が動くと思うか?たかが制服ぐらい自分で買えるし、いざとなれば上位三位位は入る自信はある。その為にロリっ子がいない間も勉強してきたつもりだ。それをロリっ娘は無視して自分の為に他の人の努力を蔑ろにしようとしてるんだ。はっきり言ってクソだな。まぁ制服はありがたく貰っておくけど」


「どっちがクソなのかな……でも、フェルの意見に賛成かな?他の人の努力を無視しちゃうのはちょっとキツイかな……でも、てっぺん目指すつもりだし大丈夫だけどね。あ、私もありがたく貰っておくわ」


「え、ええぇ……」


戸惑うロリっ子を他所に、渡された制服を大事に抱え部屋を出る。出る途中で「やっぱり、……の事を気にしているんじゃ……?……ああ、私の平凡な学園長生活がぁ……」と項垂れている様子だったのだがよく見えなかったので気付いていない様子のフェル。その様子を見てドールが「……ん?」と疑問に思った様子だったのだが項垂れているロリっ子を見て「大丈夫ですよ。一応フェル様とマルナちゃんは頑張っていた感じですから。多分」そう、励ましていた。


「よし、宿探すか」


やっと本来の目的に辿り着けそうだった。

進まんかったけど気にしたら負けだ。

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