破壊ですよ?嬉しいでしょ?
正直暑いです。何故かこれ外で書いてるんで暑いんです。はい。だから色々許してね?
「何やってんだよ...」
俺は、よく見てないから分からないけどルトとエルフィが俺が作った門に集中砲火を浴びせバッカーンしたらゴオオオオオってなって吸い込まれそうな所を勇敢な男〝フェル〟が助けたのかな?俺はさっぱり分からないけど自分からこんなに自画自賛するのは初めてだから照れる。と言うか完全に俺二人の事見てないと分からないよな。これ。後ろに目があるレベル。バケモンじゃん。
勇敢な男はまぁ置いといて、勝手に行動した二人は土で作られた手から抜け出し思いっ切り頭を下げた。
「ご、ごめんなさい!少しでも役に立とうと思って...」
「そ、そうです!」
自分がやった事めっちゃ悔いているようだったのでしょうが無い許してやろう。てか悔いてるとか初めて使ったんだけど。
「怪我がなくて良かったけど...次やったら全裸で一日過ごしてもらうからな?覚悟しろよ?」
「...全裸ッ!?どこ!?」
そんな二人に最大限の敬意をもって次やったら...の事を話すと少し後ろに...え?何でそこにいるんだ?まぁ後ろにケツを天に掲げるようにうつ伏せになっていたドールが勢い良く立ち上がり吠えた。色々突っ込みたいところはあるけど全裸にはんのうすんのはやめろよ...一応仮にも女の子として生きてんだからさ。ま、もう遅い気がするけどね。
( ̄∀ ̄;)
全裸発言よりも全裸に反応して起き上がったドールのほうがインパクトが強過ぎて「お、おう」みたいになってしまったが全裸になるのは嫌なようなのですっごく反省した様子でゴブリンがいると思われる場所に入っていった。と言うか俺が作った門って無理矢理壊すとブラックホールみたいになんのね。乱用つか乱発出来無いじゃん...。まぁそこまで使う機会は無さそうだけどな。
「全然いないな...夜逃げでもしたのか?」
「誰かの私有地だったのかな?不法侵入とか不法投棄とかで捕まった可能性も無きにしもあらず?」
「そしたら私達もヤバそうじゃないですか...ね?フェル様?」
「いや、何でそこで俺の名前が出てくんだよ...てか私有地とかじゃないからな?あんのか知らんけど誰かが管理しているとは思うけど...立ち退きとか普通すると思うか?相手ゴブリンだぞ?」
ねぇバカなの?死ぬの?的な感じで言うとカレスとドールがゴブリンが住んでいると思われる藁っぽい家に手を向け魔法を...はぁ!?魔法!?
「ちょ、何やってんだよ!せめて斧とかで壊すとかなら分からなくもないけど魔法は流石にやめろよな?燃え移ったら完全に悪ガキフェルじゃ済まないから!」
「斧ならいいんだ...てか魔法の火なら燃えないし燃え移らないよ?燃えるのは人間とかだから安心だよ」
「安心だよじゃ無いよ...と言うか結構ご都合主義なのな。なら空とか飛んで焼き払えばよくね?レベル上げとかそんな意味で」
まぁ燃えないのなら安心だけどならなんで魔法放とうとしたんだ?あれか?たくさん放てば物量とかそんな感じで壊せるだろ的な意味か?魔法って物理なのか...。もう壊す前提じゃねぇか。俺も斧って言ってる時点で同じ様なもんだけど行動には起こしてないから俺のほうが上手だな。と言うかカレスが安心だよ?って言った時からずっと良い笑顔でこっちに手を向けているんですがそれは。これって脅迫だよね?主人を脅迫しているよね?俺パワハラとかしてた?そこまで無理強いはしてないし出会ってから一日も経ってないんだが...と言うかこの二、三日の間に色んな事が置きすぎて困るんですけど。へい、巻き込まれ体質。
このまま待っていても仕方が無いので俺、カレス、ドールの三人で魔法をぶち込みまくって呼ぶ事に。まぁ昨日があれだもんね。少し住む場所が無くなっても構わないよね?と、言う訳で...
「昨日は良くもやってくれたなぁ!喰らえっ!」
「フェル今日はテンション高いね...まぁ出会ってから1日も経ってないんだけどね?えいっ!」
「最近フェル様が私に冷たいんですよね...絶対こいつらのせいだ...なんか気付いたらどこぞの戦隊みたいになってますし...この鬱憤をここでッ!!晴らすッ!!」
ランダムに魔法を放ち、赤、青、緑、黄の矢や槍などが飛び、兎に角壊しまくるフェル。一軒一軒しっかり火の柱っぽいのを出して燃やすカレス。鬱憤を晴らす、その言葉の通りに赤ん坊の頭位の水の玉を撃ちまくって家とか家とかに穴を開けまくるドール。
その圧倒的破壊光景を見て空いた口が閉じない、寧ろ顎が外れそうになるぐらい驚いているルトとエルフィンロードであった。
<丶´Д`>ゲッソリ