戦隊かな?
このまま行ってもいいのだがこっそり見た時は少女?を大切にしている様子だったのでまぁ大丈夫でしょ。と言う訳でそのままのんびり過ごし、夕食を食べ寝た。ドールと同じ部屋だったので嫌な予感がしていたのだが寝床に入った瞬間一瞬で寝たのでなんにも心配する必要は無かったけどドール...女としてどうよ...ま、この世界の住人が〝人間〟として分類されているか分かんないけどさ。てか俺5歳だったわ。なら別に合法だよね?
朝、何と無く苦しかったので起きてみるとドールが上に乗っかっていた。いや、ここまで結構離されているからね?しかも途中で小物入れとか合ったでしょ?それを避けてまでこっちに来るとは...愛というか何と言うからね。寝相って言うか絶対寝ぼけて来たんだろう多分。
このままだとまた色々言われそうなのでどっせーい!の掛け声と共にドールを持ち上げ投げ飛ばした。流石に持てないだろう、と思っていたのだが意外と軽くて余裕で持ち上げられた。あのね、俺が持てるってどんな軽さだよ...台風とか来たら飛ばされないよな?
ドールの余りの軽さに驚きながらいると、投げられて強制的に起こされたドールが眠たい目を擦りながら起きてきた。
「ん、ああ。おはようございますぅ〜今日のご飯は何スか?先輩」
「どんなキャラだよ...起きたんならさっさと飯食ってゴブリン達の方に向かうぞ」
「げっ、ゴブリン...森ごと燃やしたほうが早くないですか?どうせ助けるいわれも無いんですから...」
割とエグイ事を呟くドール。しかもちょっと顔を傾けて言っているので本心か冗談か分からない。てか、寝違えたのか?
「そんなことしたら怒られるじゃ済まないだろ?あと、助けに行くんじゃなく様子を見にいく位だな。昨日見た感じだと丁重に扱われた様子だしな。ほんとにゴブリンなのか?あれ」
「さぁ?」
そんな感じで部屋を出て用事を済ませ飯を食らう。なんか鳥の肉だった。恐らく朝声が聞こえなかった鳥だろう。産まなさ過ぎて殺っちゃった系だろう。俺の肉となれ動力源となれ。そしてこの俺の為にエネルギーとして扱われるが良いフワッハッハッハッ。
朝食を食べ終わり、準備も兼ねて外に出る。ドールがデキるんだったら他の属性も作れるよな?あら、カタカナにするとまぁ卑猥。
「よし、まず外に出た訳だが昨日戦って分かった事は圧倒的な戦力不足だ」
「そーですね。実際私以外役に立ちませんでしたし〜...あべしっ!」
ドヤってるドールを軽く叩いて続きを言う。
「その為にドールを作ったように他の属性も何と言うか...人間化?的な事をしようと思うけど...まぁ上手くいかなかった場合アイツらが住んでいる場所を壁で囲って陽の光も食料も確保出来ないようにしようと思う」
「いてて...結構エグいですね...あと、他に人なんかいりませんよ?ほら、私って有能じゃないですか?だからその分私が頑張ればいらないって...あれ、人の話聞いてます?」
「あ、うんうん。聞いてる聞いてる。んで右から順に赤いのが『カレス』茶色いちっこいのが『ルト』最後のなんかダークエルフ的な奴は『エルフィ』ね分かった?」
「うん、まぁ良いけどそこの水色は大丈夫なのか?なんかずっとうーうー言ってるみたいだけど?」
ドールが一人ごちょごちょ言っていた時に同じ要領で三人の魔法、人間?人形?全く呼び名が分からないから人っぽい何かでいいか。を作った訳だが一番最初が『火よ』『支配』で出て来た腰まで伸びた白い艶のある髪で可愛らしい見た目のカレス。名前は完全に目が黒だったので「それじゃあただの白髪婆じゃん!ここは赤い目じゃないの!?」と突っ込みそうになったから真紅の目から取ってカレス。そのまんまだとひねりがないから並び替えたけど。完全に最初の部分しか取ってないが可愛いから良し。結構フレンドリーな感じだな。
「えっと、よろしくお願いします!ぬ、主様?」
少し戸惑いながら恐らく俺の事を呼んだ少女、いや、幼女はルト。名前は適当だ。まぁネーミングセンスと言うものは実際無いものに等しいのだよ。結局与えられた名前を何年も何十年も使っていれば自分も、その周囲の人も何となく「普通かな?」って思ってきちゃうんだから!少し跳ねている茶色い髪は元の身長の低さもあってから地面に付かないか位の長さがある。俺はロリコンではない。説得力は無いけどな。
「...よろしく」
大体こんな「俺、森生まれ森出身の森っ子です!」と言わんばかりの見た目だと人見知り系が多いんですよね。人かどうか怪しいけど。さっき言った通り肌は少し黒く、髪は逆に白い。カレスは肌とか来ている服が赤っぽいのでまだ普通、コスプレイヤーかな?って解釈できるけどエルフィの場合は何となくこう、神聖な感じのオーラを感じる。人見知りっぽいが服装が過激な服装に変えたくノ一なのでよく分からない。ムッチムチッス。ちなみに胸は張り裂けそうなほどあって順位をつけるならエルフィ<カレス<<ルト<越えられない壁<<ドールの順番だ。幼女に負けるドールって...まぁ考えたのは少なからず俺なんだけど、胸にサイズって決められないんだよね、残念。
そんな感じで赤青緑黄色の順で並んだ彼女達を見て「...ヒーローかな?」と思ったフェルであった。合体ロボとか作れればいいんだけどね。
取り敢えず状況を説明しようと思ったがカレスが「ああ、大丈夫だよ。一応何となく分かってるし。だよね?」確認するように二人に聞くと「はい、一応何となくは理解しています...えっと、はい!」「...だ、大丈夫です」片方は元気よく、片方は少し恥ずかしがりながら言った。
大体は分かってるようなので一応フェルが考えている事を口で伝える。これも知っていたようなので割とスムーズに決まった。と、言っても誰が突っ込む?俺、守ってくんねー?とかそんな感じの会話だったので決まるも何も無いんだけどな。
作戦名:ゴブリンたちにお仕置きよっ!はドールの叫び声と共に始まった。
「私の存在意義が無くなるぅぅぅ!!!」
放心状態だったドール。大体状況が掴めてきたのかプルプルと身体を震わせ、空を見上げながら叫んだのと同時に冷ややかな突っ込みが帰ってきた。
「いや、元から殆ど無いからな?」
「言い辛いけど私もフェル君と同意見かな?」
「えっと...ドールさん、頑張って!」
「...頑張れ」
半目で睨み付けているフェルに少し笑いながら言ったカレス。頑張って、と身体全体で表現したルトに少し頬を染めながら応援のメッセージを送るエルフィ。開始早々大丈夫なのか?
新たに登場したヒロインズ。正直屋恋愛もクソもないがこんなに大人数やった事無いし無理じゃね?半ば思っているが楽しいから良し!あと、口調とか一番カレスがむずい。馴れ馴れしくないよね?